和食屋 膳
「ごちそうさま」のコーナーになかなか「我家からの至近距離」で
いかも「洒落たお店」の紹介をできないでいた。

勿論良いお店はたくさんある。
でも、どうせ紹介するなら「すべてに大満足」のお店を紹介したかった。
長野市の真ん中にもこんな素敵な店があったの、知ってた〜?って具合に。

やっとその機会が訪れた。
教えてくれたのは、なんと横浜の従弟のお嫁さん。
夫婦で「食」に関するビジネスをしている「食い道楽」
それもすこぶるセンスの良い「食い道楽」
彼女の推薦じゃ、すぐにでも行かねばならない。

横浜で会った3日後、私達は長野のその店の前にいた。
和食屋「膳」
場所は「トイーゴ・SBC」の2階。
と言っても長野市の人じゃないと分からないですよね。
トイーゴは長野駅と善光寺の中間に位置します。
駅を降りて善光寺まで商店街の中を歩いていかれるのだから
トイーゴが駅からそう遠くない事は想像できるでしょう。
あ、この「トイーゴ」
この場所の地名が「問御所(トイゴショ)」だから。
笑う人もいるかも知れないけど、
カミさんは結構気に入ってる、このネーミング。

 ここにトイーゴの公式HPがありますので良かったら・・。
二人が行ったのは平日の夕方6時すぎ。
ダンさんが仕事が終る時間に待ち合わせて。
こういうデート、好き。
家から二人で出るよりも、ちょっとドキドキ感があって好き。

いつも行く全国チェーン店の居酒屋じゃなく
初めての所に行くんで余計にドキドキ感、期待感が膨らむ。
お店の暖簾が渋くて味があって、二人はそれを見ただけで、「いいじゃん♪」
暖簾はお店の顔だものね。
好きなタイプの顔に出会うとそれだけで嬉しい。

暖簾をくぐって店内に。
落ち着いた和風モダンのインテリア。
押さえた、でも計算された照明。
前情報でいろいろ聞いてなかったら、
センスが良すぎて尻込みしちゃったかも。
夜の部が開店したばかりで、まだ客が少ない。

個別に区切られたテーブル席と、カウンターエリアがあって
「どちらになさいますか」と聞かれ、カウンターを選んだ。
初めて訪れた店の「人」とも出来たら接してみたかったから。

カウンターと言っても、ちょこんと座ってサッサと食べる・・そんな類とは無縁。
座っただけでも「ふ〜っ・・」と溜息がでるような落ち着いた寛ぎが漂う空間。

これから何をいただく事ができるのか、ワクワクしてしまうような、そんな空間。
カウンターの内側にいる板前さん・・店長さんです。

この店は上田市にも店舗があって
そちらにも居たそうだから
彼の若さと真面目さと、
日本食に対する拘りと腕
それが長野の店長に抜擢された理由だろうか。

会話していても
爽やかで気持ちいい青年。
「お任せ」のセットを頼みたかったけれど
予約が必要だとかで、次回に持ち越し。
店長に今日のお奨めを聞きながら
お酒に、料理に舌鼓を打つ。
本当に出されたものが、皆すこぶる美味い!

イカとアオヤギの刺身
新鮮な刺身は山では食べられない・・
と、いう感はあるよね、誰だって。
でも、これは今の時代は「気分」だけの問題ね。
流通がこれだけ発達しているのだから
山でだってどこだって美味しい魚は食べられる。
あとは「ここは山国長野だもんな」という気分ね。

シシトウと万願寺味噌
これを払拭させるような店の雰囲気と
器のセンスと店の人の自信の満ちた顔と
そして何よりも吟味された食材と・・・

お醤油差しひとつにしてもこんな遊び心。
いつもの「ごちそうさま」のコーナーでは

エイひれの唐揚
食したものの感想や店の雰囲気など
いろいろ勝手に書かせて貰っている。
気に入れば入るほど饒舌に
勝手な感想を書かせてもらっている。

今回も、特に饒舌に
筆をすすめようと思ってはいたが・・

鯵のつみれ汁・・食材の味を活かす・・とはこういう事か!
やめた。今回はやめた。

このページを作成するに当たって
「膳」の公式HPや社長の作っているブログなどを
隅から隅まで見ていたら・・

活きのいい食材が目に飛び込んできた。
拘りの作家の器がその芸術的な姿を
披露してくれた。
その器に引けをとらない「膳」の料理の写真集があった。

そして日本食や酒に対する、思い、拘り。

こんなものを見せ付けられた後では
とてもじゃないけど、平凡な感想なんて書けない。

と、いうより、何を書いてもこの店の良さが表現しきれないなあと思っていたら
本家本元のHPで、シッカリとその雰囲気を伝えてくれていたので
「参りました、その通りでございます」の心境。

「醸献」 膳自慢の酒
アルコール分38度の迫力は
日本酒を越えた日本酒。
日本酒は最近飲まないという人も
ぜひ、ご賞味あれ!
そうは言っても
ただ「公式HPを見てね」だけじゃ
話にならない。

本当はもっといろいろ書きたいこともある。
感想・・というより、このお店との縁やエピソードなどもね。

それはまた、この次の機会に取って置こう。
きっと行く。また行く。
それまでにダンカミももう少し、
食に対する感覚を養っておこう。
ここは、気さくに気楽に、
でもちょっとだけ気取って時を楽しみたい
そんな「とっておき」のお店です。
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