ビタミン(ブログ)に書いた記事のカテゴリーの中の「忘れられない話」は
まさに私にとって忘れてはいけないエピソードなので「雑記帳」に保存しておこうと少しずつ作業中です。




メール友達



昨日、ある人から携帯メールをもらった。
「メル友になってくれませんか?」と。

その人と会った(知り合った)のは
10日前の昼過ぎ、新宿駅で。

横浜に行くために高速バスを降りて
新宿ライナーに向かう途中だった。

いつも新宿駅は人、人、人
その群集をかき分けて、いつもの道を歩き
いつもライナーに乗る前に寄るトイレに。
ここも人人人。

順番を待ってからトイレに入り・・

出ようとしたら、外で大きな怒鳴る声が聞こえる。

「大丈夫だってば!薬飲んだんでしょ!もう大丈夫でしょ!気のせいなんだから!!」

女の人が誰かに怒鳴っている。
子供に母親が怒鳴ってる?
(なんだか分からないけれど、そんなに怒鳴っちゃ、逆効果なのに・・・)

トイレのドアを開けると・・

洗面台の傍に若い比較的大柄な女性が二人

それをたくさんの人が遠巻きで見て見ぬふり・・

・・親子じゃなかった・・友人同士かな

そっと手を洗って出ようとしたんだけど・・

怒鳴ってる子は金髪で巻き毛、ラメ化粧、
全身ピンクでフリフリのフランス人形ファッション(?)
格好に似合わず、周囲が引くほどの大声で怒鳴っている。



その怒鳴られているほうの子は・・
まるで逆。
スッピンで地味すぎるくらい・・

何も喋らず、無表情でうつむいてる。
手には携帯を握り締めて・・誰かに電話でSOSをしているようだが・・
動けなくなっているようだった。



何か尋常でないものを感じた。

年齢は・・うちの子供たちくらいか・・もう少し上か・・


私はこれから横浜に行かなきゃいけない。

明日は病院で小さな手術を予定している。

どうしようか・・でも・・放っておけなかった。

気がついたら

その子の肩に手を回して手を握って「だいじょうぶよ」と言っていた。

二人はビックリしたようにでもホッとした表情も見せた。


この二人は姉妹で
体調が悪くなったのは姉のほうだった。

原宿で買い物がしたいのと、
妹のほうが新宿で用事があるとのことで

二人で栃木から上京して来て、さあこれから・・という時に
姉の方に発作が起きてしまったようだ。


電話の相手は二人の母親だった。

手を握って声を掛けたのは私。

このまま「じゃあね」というワケに行かなかった。

とにかく付き合わないと・・と覚悟を決めた。

妹のほうと話して、ますます放っておくわけには行かなくなった。

二人は・・二人とも「統○失〇症」だった。

着飾った妹のほうはこれから本人にとって外せない予定があり
テンション最高潮で
体調もきょうは万全という。

姉のほうはその用事に付き合ってから
二人で原宿に行くはずだったらしいが・・
ここで動けなくなった。

新宿の怒涛の波にあたったのかも知れない。


それから二時間弱・・どうしてそういう事になったかは省くけど
妹が用事を済ませて新宿駅に帰ってくるまで
そして母親が栃木から迎えに来るメドが付くまで

私は、妹や母親と連絡を取りながら
姉のほうと一緒に過ごした。

ずっと手を繋いで、いろいろな話をした。

本当にとりとめない話。

ひとつだけ印象に残った話は・・

私が乳癌を患ったと言ったら
じっと私を見て「あの・・言っていいですか?」と。
なに?って聞いたら
「私、幻聴っていうか・・聞こえるんですけど・・
今もアナタの身体の中から聞こえるんですけど
・・大丈夫だと思います。ガン、大丈夫だと思います」って・・・(^_^)


その不思議な彼女が無事に母親の迎えで妹と共に家に着いてから
メールでお礼を言われた。


「お節介オバちゃんに付き合ってくれてありがとう」と
横浜の実家から返した。

それから一週間、私のほうは手術後のドタバタで
そのことをすっかり忘れていたけれど

昨日、その子からメル友依頼が来た。

今日の彼女のメールで

妖精信じてますか?って質問・・

う〜ん、むずかしいぞ。昔は「夢見る夢子さん」だったんだけど・・

好きなアイドルはいますか〜?っていう質問。
「寺尾聡」なんて答えたら、思い切り引かれちゃうだろうからそれは封印。

ということで今日は
まだ返事だしてないんです(^^ゞ

                                          2008年7月16日ブログ記事より転記

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