赤城温泉 湯之沢館 15年2月上旬 |
| 一泊2食 10,000円 (二人で利用した場合の一人料金) |
| ダンさんが急に休みが取れることになって、 慌てて「お泊り温泉」を探し始めたのは何日くらい前だったっけ? いつも早めに、しかもジックリ選んで決めるのに、今回はなんせ時間がない。 本当なら雪見の露天風呂を求めて奧飛騨の辺りに行きたい所だが、天気予報を見ると雪! 雪・・じゃあ困るのだ。 雪の後なら良いけれど、本格的な雪になったら、運転も露天風呂も楽しむどころではない。 で、アチコチ雑誌なども探した結果・・ かなり鄙びた宿が一軒、二人の「気持ち」に飛び込んできた。 聞いたことのない温泉宿・・不安はあるけど、ええい!決めちまえ!! |
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群馬県の赤城温泉って知ってる? 「赤城の山も今宵を限り・・・」 で有名な赤城山の南麓にある温泉郷。 すぐ手前にも「忠治温泉」なるものもある。 もともと詳しくない二人はどちらも初耳の温泉だ。 当日、天気予報は大はずれ。(ま、慣れてるけど) お日様の中を赤城温泉へと走る。 目的地へ近づくに連れダンダンと道が狭い山道に。 これも二人はだいぶ慣れた。 でも、天気予報が外れて正解だったな。 この道で大雪じゃあちょっとヤバイかも。 |
| クネクネした一本道を登っていく。 途中の電信柱の一本一本に 「湯之沢館」と書いてあるので間違いはない。 道の行き止まりに「赤城温泉郷」は突然あらわれた。 「郷」といっても古びた旅館が数軒、 寄りかかるように建っているだけ。 駐車場が工事中だったので、道路に車を停めて歩く。 目的の温泉宿は見あたらなかったが 急な下り階段の入り口に、その「看板」はあった。 白い矢印が「ここを降りる事」と私達に言っている。 矢印の角度が・・イヤに鋭角だ。 |
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![]() 鋭角なのは矢印だけじゃなかった。 ヒールの高いブーツはちょっと歩きにくい。 この角度はまだまだイイほう。 ここを降りた所に「登山道」って書いてあった・・。 |
![]() 更に下に降りると、おお!見えてきた。 突き当たりにあるのが今日のお宿「湯之沢館」 それにしても長いエントランス それにしても鄙びた宿 |
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| ほらね。ちょっと(だいぶ?)鄙びているでしょう。 数年前までの二人なら、外観を見ただけで二の足を践んでしまいそう。 でも、少しはイロイロ温泉巡りをしてきた今日この頃。 却ってこの古びた建物にどんな「物語」が待っているか・・ワクワクドキドキ。 チェックインは3時から。少し早い2時30分。 「ごめんくださ〜〜い!」 ※※※※※ |
| そう広くない玄関に出てきてくれたのはここの女将さん。 すぐに部屋に案内してくれる。 狭い廊下を通って、3階の客室部分へ。 あ、この旅館は7室。二人にとっては有り難い数。ここに決めた要因のひとつ。 かなり古い建物の筈が、客室棟に入ったら、急に真新しくなった。 「花のしずく」という名前の部屋に案内されて、思わず「ほお〜!」 外観とはかなりイメージの違う、真新しくて小ぎれいな部屋。 八畳の畳は替えたばかりなのか、井草の匂いがプンプン。 エントランスから続く洗面台も、床は絨毯敷きでホテル顔負け。 トイレもウォシュレットでトイレシートまで付いている。 あとから聞いたら、客室は最近全面改装したそうな。 テラスからの眺めもいう事なし。 「一番山奥ですから、遮る物がないんですよ」と女将さん 二人が「いいねえ♪」と歓声をあげているのを聞いて嬉しそう。 |
![]() 左側のドアが二人の泊った「花のしずく」 各部屋に「花の〜」って名前が付いています。 |
![]() 部屋内部。 清潔でクロゼットの中の香袋など 手作りの物が迎えてくれます。 |
| 食事の時間を聞かれたが宿にお任せした。夕食6時。朝食8時。 さて、食事の前にお楽しみのお風呂だあ♪ ここは露天風呂も内湯も混浴で24時間いつでも入れる。 女性時間帯もあるので、混浴の苦手な女性も安心。 ここは内風呂の「赤城名月風呂」と「瀬音大露天風呂」 そして「天の岩戸洞窟風呂」がある。 洞窟風呂は今回宿の都合で入れなかった・・残念。 |
| ここは日帰り入浴のみも可。(600円) 平日だったが数人日帰りの客がいて、意外に思う。 こんな山奥に日帰りに来るなんて、何処の人かな? 人気は勿論、露天風呂。 ふたりが露天に入りに行った時も、露天から出てきたふたりの男性が着替えていた。 ここでちょっと不自由だったのは脱衣場が共用という事。 カミさんはだいぶ混浴は慣れたが、脱衣はやっぱり神経を使う。 出来たら別々が有り難いな・・男性の着替えをさり気なく待ってから入ろう。 |
| この日の泊まり客はダンさんとカミさんの他に、 新潟からの60代(?)の上品な感じの御夫婦。 ご主人とは2度ほど露天風呂で一緒になって話をしたが 奥様とは結局一緒にならなかった。 泊まり客が2組しかいないのだから、 旦那様と一緒に入っても良いのに・・と思ったけれど、 それこそ余計なお世話。 旦那様のほうは紳士だけれど、真面目な顔で 「ご新婚ですか」と きつ〜いジョークが言える強者(つわもの)・・。 ※※※※※ ふたりは夜中と言わず明け方と言わず、 何回も入ったが写真は昼間の物だけ数枚紹介。 露天風呂の感じが掴めるかなあ。 屋根も付いているので雪や雨でも大丈夫。 薄茶の濁り湯で飲むとかなり苦い!まずい! 「含芒硝重曹泉」で胃腸にいいそうな。 うん、あの味は確かに胃腸にかなり効きそう・・ |
![]() ノンビリ景色を楽しむふたり カーソルを当ててね |
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| さて、最後に忘れてはいけないのが食事の紹介。 実はこの旅館、「京風会席料理」が売り物と宿のHPにあった。 へえ、どんなのかなあ「京風会席料理」って。 ただ、10000円の宿代なので過度の期待は当然なし。 夕方6時、電話連絡がはいり、別室の個室へ。 へえ、前知識はなかったが、なんとなく部屋食というイメージを持っていた。 でもふたりは「別室の個室」が一番好きなパターン。 食事にゆっくり時間を掛けて、部屋に戻ると布団が敷いてあるのが幸せ。 (朝食は大きな別室でもう一組の御夫婦と一緒) 食事室は六畳のここも新しい部屋。 ある程度の料理はすでに並んでいる。 1つ1つの料理が飾り方などにも工夫されてとても綺麗。 小さな折り鶴なども盆に置かれて見せる工夫もバッチリだ。 女将さんが入ってきて暖かい料理を運んでくれる。 「ザクロワイン」「抹茶入り豆乳寄せ」「里芋を擂った桜入り茶碗蒸し」など 物静かな感じの女将さんが、さり気なく説明してくれる。 |
![]() ズラッと並んだ料理の他に下の料理が出される |
![]() ジネンジョ(?)の蒸し物 |
![]() おかゆじゃないよ。これも蒸し物 |
![]() 後から持ってきてくれたオマケの「角煮」 |
![]() ご飯と吸い物、イチゴのデザート |
![]() 朝食 右上はお豆腐を豆乳で煮たもの。 |
| 実は・・・チェックインの時の印象はすこ〜し「取っつきにくい」印象だった女将さん それは誤解だったようで、穏やかな笑顔で説明してくれる。 二人が書きたかったのは・・次の事なんだ。 カミさんが説明を聞きながら「おいしそう・・」と呟くと その女将さん、カミさんの方を真っ直ぐ見て、とってもいい顔で 「はい、おいしいです」ってハッキリ言ったんだ。 カミさんも思わず飛びっきりの笑顔で頷いてしまった。 小さい宿で何も出来ないけれど料理だけは美味しく食べて頂けると・・ この自信!人によって受け取り方は色々だろうけれど二人は大いに気に入った。 料理の味は人によって好みもあるだろう。 でも作った人が「おいしいです」と胸を張って言える料理・・それだけでも嬉しくなる。 勿論、味は「とてもおいしかった」ですとも! 女将さんは、感想をいう度にますますイイ顔になった。 今回は飛び込みに近い形の温泉選びだったが、終わってみたら大満足。 なんと言っても女将さんの「おいしいです」が嬉しかった。 しばらく二人の間で「流行語」になりそうな気配です。 |
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