高瀬温泉 かじかの宿和らぎ荘
              18年4月上旬
一泊二食12750円
この宿に予約の電話を入れたのは実は二度。
と言っても一度目が満室だったからではない。
最初に予約を入れた日の都合が悪くなったので一週間早い週末に変えてもらったのだ。
二度目の電話もハキハキとした年配の女性。
予約日を早めたにもかかわらず、そして希望日が週末にもかかわらず
空き室状況を確認することもなく二つ返事で承諾してくれた。

え?そんなに空いてるの?大丈夫か・・
まあ、電話対応も良いし、「宿は人」だから・・
一抹の不安はあったけれど、指折り数えてその日を待っていた。
余談だけれど
前日の夜、カミさんは魚の骨を喉の奥に引っかけてしまった。
いろいろ試したがスッキリ取れた感じが無くて、異和感のあるまま朝を迎えた。

最後まで期待していた「気象庁のはずれ予報」も
この日に限っては大当たり予報。
「関東から北では雨。日本海側では風も強く時折雷も伴い、寒い一日になるでしょう!!」と
予報士が日本地図をバックに得意そうに明確に喋っていた。
内心、舌打ちをしながらゴクリと唾を飲み込んでみる・・やはりまだ痛い。

まあ、新潟行きに支障を来たす程の事ではないけれど
この異和感と この空模様・・なんかスッキリせぬまま、出発・・
新潟のずっと奧のほうに今日訪ねる「関川村」があるそうな。
勿論初めて。
ナビに宿の名前を入れて検索したら・・・ない。
じゃあ、電話番号で検索・・「該当番号が登録されておりません」・・何?


じゃあ、「高瀬温泉」ならどうだ。
やっとナビが反応した。
そう大きな温泉街ではなさそうだから
そこまで行けば後はなんとかなるだろう。

高速を下りてしばらく走り「関川村」に入る。
雨足は弱いが、上空の雲はまだまだタップリと水分を含んでいて、
どこかをちょっとでも突いたら
ザーッと冷たい雨が落ちて来そう。
広い道路のTの字の交差点に差し掛かった時
ダンさんが
「あれ?信号が無い!」
こんなに広い道路なのに・・一時停車して左右を確認。
あちらからも、こちらからも、一台も通る車がない。
土曜日の午後だというのに。
これでは信号がいらないわけだ。

「高瀬温泉入り口」という看板が目に入って来た。
もうすぐだ。
2時ちょっと過ぎ。
少し早いけれど、先ずは目指す宿を確認しておこう。
雨の温泉街をゆっくり走って、宿を探す。
なんだか・・寂しい人気のない温泉街・・雨のせいかも。

そんな中で「和らぎ荘」はすぐに見つかった。
周囲の寂れた感じの宿に比べて、落着いて瀟洒な印象。
ホッとした。

15分くらい周辺を車でウロウロしたが
雨はますます酷くなるし、風は冷たいしで
得意の「早めのチェックイン」をさせて貰おうと電話する。

ハキハキとした例の女性が出て
「どうぞどうぞ、お待ちしていますから」と快い返事。

お言葉に甘えてすぐに宿に向かう。
それにしても雨、止まないかなあ・・
温泉街の道路を挟んだ所に広めの駐車場。
宿の前にも数台のスペース。
送迎用だろうか?
宿の名前の入ったマイクロバスが二台
ポツンと置かれていた。

雨も降っていたので入り口近くに駐車。
建物がまだそう古い感じがしなかったのは
道路側の部分を増改築したからだと後から知った。
玄関を入ると年配のエプロン姿の女性が迎えてくれた。
電話に出た女性だと声でわかる。

ロビーはあまり広くない上に
いろいろな物が所狭しと置かれている。
こういうパターンはよくあるので気にもならないけれど。
テレビが一日中点いていて
その音量が比較的大きく
BGMのようにロビーに響いている。
滞在中、部屋にいて「誰か外で話してる?」と思うと
その正体はテレビ・・・
なんて言うことが何度かあった。
「お部屋にご案内します」と言われて、
ロビーのすぐ横、玄関から数歩の所の
洒落た引き戸が開けられた。

この引き戸の向こうに
客室のエリアがあるのかな?と思ったら
そうではなくて、ここが客室の入り口だった。

造りも位置もちょっと意外。
まあ、一般の家だって
玄関を入ってすぐに客間と言う造りが多いから、
そう思えば別段おかしくもないけど。

一階にはここと同じタイプの客室がもうひとつある。
その客室の入り口は・・
左の画像を見てください。
玄関タタキを館内から見たところなのだけれど
正面が玄関の四枚引き戸。
そして・・タタキの横の引き戸が客室の入り口。
こんな造り、今まで見たことない・・
玄関の出入りが判りすぎて落ち着かない気がするが。
こういう風にしか造れなかったのかな。
変った設計だ、この宿・・
なんとなく頭の中で??マークが踊ったまま
本日の部屋「岩沙参」に入ります。
引き戸を開けて中に入ると・・あらら、広い。
ツヤツヤと黒く光る1.5畳ほどのタタキを上がると
4畳程のエントランス。
そして、6畳弱と10畳の二間続きの和室。
廊下(広縁)も幅が1.8mある余裕の造り。

籐の長椅子もゆったり置かれている。
後から詳しく触れるけれど
景観はすこぶる悪いので
簾状のロールスクリーンが付いている。
それを下げるか障子を閉めるかした方が
雰囲気は良くなる。
床の間にテレビとお茶セット。
金庫は別の部屋の方に置かれている。
電気ポット。
これ、とっても嬉しい♪
朝、コーヒーが欠かせないカミさんは
熱いお湯を用意できる、それだけでホッとする。
冷蔵庫も小さいけれど広縁の隅に。
中味は初めから入ってたものです。
ダンカミが持ってきたんじゃありません。
念のため〜。
トイレと洗面台はエントランスにある。
トイレはウォシュレット。
洗面台は、朝シャン用で
カランのノズルが伸びるもの。
化粧品や基本的なのは揃っているし
ドライヤーもあるし、なかなかの充実ぶり。

部屋の設備はこれだけじゃない・・
次のページに続く。
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