つるや旅館(バリアフリー編)
6月初旬
入浴のみ 700円
営業時間 10時〜16時
鹿教湯温泉のつるや旅館が、平成11年12月にバリアフリーの新館をオープンしたの事は
本編のほうで、少し触れました。

本編の中でこのバリアフリーについてもレポートしても良かったのですが
いつもの「温泉エピソード」とは別に「情報」として画像などを交えて書きたかったので
こういう形にしました。

画像付きで紹介出来るもの、文だけのものとありますが
興味のある方のお役に立てるよう、このページは出来るだけ客観的に書いたつもりです。
玄  関
正面玄関は旧館の方で、少し狭い道に面しています。
画像は広い駐車場側の東玄関(新館)です。

自動ドアが開くと、内玄関にシルバーカーと折りたたみの車椅子がありました。
足腰の弱い方など、必要に応じて利用できます。

エントランスの一部が車椅子用のスロープに。
手摺りもあるので、少しの段差でも注意が必要なお年寄りなども利用出来そうです。
もう少し、中央寄りにあった方がもっと便利かなと、これは私的感想。
ロ ビ ー
東玄関を入ると、右手が広いロビーになっていて、ソファやテーブルが並んでいます。
車椅子でも通れるくらいの広い配置。
座って思ったのですが、ソファが良い感じに固い。
沈み込むようなものより、座りやすいのでは、と思いました。
ロビーから部屋、風呂をつなぐのに階段の他にスロープがあります。
画像でわかるでしょうか。
新館を設計する際、建物の面積から、スロープの角度を割り出したそうです。

ロビーからスロープを見る。左が玄関。
スロープの向こうが混浴露天の脱衣場。

客室への廊下から露天風呂、玄関に行くスロープを見る。右が脱衣場。
部 屋
和室が基本ですが、新館には車椅子対応の洋間が一部屋用意してあるそうです。
約12畳でツインになります。トイレも手摺り付きウォシュレット。
洗面台の高さも車椅子対応。
食事も可動式のテーブルが用意してあり、基本的に部屋食です。
新館のトイレ
新館の共有トイレは引き戸。
センサー付きウォシュレットです。勿論バリアフリー。
お風呂(家族風呂)
貸し切りが二つあります。
浴室の画像が無いのが残念ですが、混浴露天から、窓の部分を写しました。
雑誌などに乗っている写真を見る限り、ゆったりしています。
窓も大きいし、外の景色はよく見えます。。

入り口から湯船までフラットなので、車椅子で湯船まで行けます。
ただし、車椅子でそこまで一人で・・というのは難しいかな。
介助者が必要かな。つるや旅館にも介護福祉士がいるので(要確認)
介助はしてもらえると思います。

一カ所は半身浴、もう一カ所は寝湯ができるようになっています。
勿論、浴室チェアも高さのある福祉用を用意。

貸切風呂を外から見る
お風呂(混浴露天風呂) 
まず、この脱衣場の暖簾をみてください。
脱衣場はふたつありますが、赤い方は女性脱衣場。
紺色の方・・男女と書いてあるでしょう。
そう、こっちの脱衣場は女性もOKなんです。

ちなみに女性脱衣場からは、女性専用内風呂につながり、
そこから混浴露天風呂に行かれます。
共有脱衣場からは、混浴内湯、混浴露天風呂につながっています。

これは、性が違う人の介助も気兼ねなく出来るようにという配慮です。
これなら、例えば母親の介助を相方に任せっきりにせず
息子にもできる、というわけですね。

混浴内湯も広々としていて、勿論椅子なども置かれていました。
露天風呂も、手摺りがついていたり形状が単純だったりの配慮を感じます。
また、湯船の中は、座って景色を見るのにちょうど良い位置が
ベンチ状になっていますので、ゆっくり半身浴ができます。

左端に写っているのが混浴内湯のテラス窓。
全面ガラスなので、内湯からも露天風呂や景色が
良く見えます。
内湯側の浴槽の中にベンチ状の段差があるのが
わかりますか?

奥に写っているのが、女性用内湯から露天にくる
出口です。
写っていませんが、右側に混浴内湯からの出口が
あるので
手摺りにつかまって入れます。
このほかにも、この旅館では至る所に手摺りがありました。
別の階にあったお風呂・・二人が最初に入った男女別の浴室にも
手摺りや福祉用椅子が置かれています。
ここにはハード面だけ、羅列しましたが
勿論ソフト面も充実してこそバリアフリーといえるでしょう。
私達は、そう言った面を体験することは、なかなかできません。
でも、こうした工夫をしながら多く、お客様のニーズに応えようとする旅館が
一軒でも多く存在して欲しいと思ったのはいうまでもありません。

つるや旅館は
「高齢者が安心して泊まれる施設とサービスを備えた宿」としての基準を満たした
「シルバースター登録旅館」だそうです。

こういう制度があってもなくても
高齢者や障害者が健常者と並んでも、なんの違和感もない温泉宿。
それが、特に話題になる訳でもない、当り前の事・・
そんな世の中になりますように・・。
オマケ写真
つるやのすぐ裏の遊歩道を歩くと、ほどなく文殊堂に出ます。
この遊歩道が、私達が行ったとき、風の音や光の感じも手伝って
幼いときに遊んだような懐かしい空間に思えたので、パチリ。
メイがトトロを追いかけていった、境内のある森のような所でした。 
    
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