新穂高温泉 谷旅館
14年12月上旬
平日1泊2食一人13000円(税別)
今年の初夏、新穂高を訪れて、すっかり気に入ってしまった二人。
今度来るときは旅館に泊ってみたいねと、あの頃から言っていた。
沢山ある魅力的な旅館のひとつが今回泊った「谷旅館」

電話で予約を入れて、一週間ほど経った頃、
ダンさんの蕎麦アレルギーの事を伝えるのを忘れていた事に気がついて
メールを入れる。すぐに丁寧な返事が返ってくる。

当日は場所柄、雪が降っても困らないよう、スタッドレスに替えて、準備は万全。
雪見露天風呂、大歓迎!の勢いで行ったけど、結局、二日とも雪は無しの曇り空。
でも、雨が降らなかっただけ良いと思わなくては・・。
温泉三昧の良い旅になりました。

旅館全景 なかなかいい感じ

こじんまりした民芸調ロビー

客室が7部屋しかないから、旅館と言っても
大きな和風住宅のイメージ。
玄関を入ると、こじんまりとしたロビーが迎えてくれる。
フロントというより「帳場」と言った方がいいような、
そんな家庭的な雰囲気のエントランス。
「お、なかなか良い感じじゃん」ダンさん、嬉しそう。
3時のチェックインに2時半に到着したら
部屋の準備をしているとかで
手前に写っている椅子で待つ。
その間に若いカップルの客も到着。
今日は全部で3組7人の客のようだ、
スリッパが7つ、キチンと並んでいたからね。

3時きっかり。
「大変お待たせして」と女将さんに案内されて部屋に。
(部屋)

案内されたのは2階の客間。
7部屋全部が2階にあって、
私達は庭に面した一部屋に案内される。
部屋は1畳のエントランスと8畳+2畳の廊下
8畳の中に小さな床の間が含まれているので
決して広くはないが
床の間のサイドに壁を作らないとか、
廊下と部屋の間に仕切戸を入れないなど、
狭く見えない工夫がしてある。

トイレと洗面台が部屋にないのは、知らなかった。
洗面台くらい欲しいと始めは思ったが、
外の洗面コーナーが一台一台、
サイドに仕切があって、独立感がある。
トイレ(ウォシュレット)も
一階と二階に女性用は計5つ。男性用も6つ。

全7室の小さな旅館だから、これでもいいのかな。
家のトイレに行く感じで不自由はなかった
ロビーの隅、階段下の囲炉裏でくつろぐ「さるぼぼ」
この地方のマスコットなんですって
浴衣は渋いグレー地の布も少し厚い、なかなか良い物。
女将さんが部屋で挨拶した後、別の所から持ってきた。
準備ができたばかりで、まだ持って来てなかったのかな?
そう思ったのは早とちり。
二人の体格を見て、浴衣のサイズを見定めたのだ。
ちなみにダンさんは「男性用特大」
カミさんは「女性用大」だって。

最初に用意されている平均的なサイズの浴衣を、
大きなものに代えるというより、この方がイイかも。
(露天風呂)

浴衣に着替えた二人は、まず露天風呂に急ぐ。
できたら、誰もいないウチに、まず一度、ユックリ入りたい。
さっきのカップル、もう、お風呂に直行したかな?
男女別の内風呂もあるが、チラッと覗いただけで露天に向かう。
露天風呂には専用のドアを開けて、渡り廊下を通って行くが
その時、一度スリッパを脱いでサンダルに履き替えるので、
ドアの所にスリッパがあれば、先客がいる、と言うことだ。
貸切ではないが、先客がいない時に入ろうと思えば、
7室しかないから時間をずらす事もできそうだ。
ちなみに今回は一度も他の客とぶつからなかった。

この廊下を通って露天風呂へ
奧正面が男性脱衣場へ。右手前が女性脱衣場へ
女性用の脱衣場は出口が二つあり、一方が女性用の露天風呂へ。
もう一方が混浴の露天風呂につながる。
混浴の露天が見える窓がついているので傍に誰かいればわかるようになっている。

女性用の露天風呂は写真のお風呂と、
その向うにある小さいお風呂の計3つ。
そして、奧に檜の一人用の風呂。
外から見えないようにするためなのか、工事の最中なのか
折角の所にシートがあったのは残念。
女性用露天風呂
女性用の檜風呂
混浴の露天風呂は一番大きい「おかめひょっとこの湯」
少し奧側の貸切ムードがある「おりひめひこぼしの湯」
そして二人で入るのにちょうどくらいの檜風呂もある。
この沢山のお風呂、女性用も含めて、
みんな此処のご主人の手作りだというから驚き!

露天風呂から見た男性脱衣場

男性脱衣場から見たひょっとこの湯
おかめの湯の部分は右側の岩の向う
おりひめひこぼしの湯
檜のお風呂
湯の温度も少し温めで二人で、とりとめのない話をしながらユックリはいるにはもってこい。
考えて見たら、この旅館には男性専用の露天風呂がない。
でも、混浴と言えども、岩の配置や植木の位置など女性でも安心して入れるよう
また男性も気遣いが少なくて済むように工夫されていて、非常に入りやすかった。
檜の風呂に関しては、男性脱衣場のすぐ隣なので、他に男性客がいると、女性は入りにくいかな。
露天風呂から母屋を見る
晴れていれば山々がさぞかし綺麗だろうに・・
(休み処)

お風呂から出ると廊下にあるお休み処の他、
20畳ほどの板張りの休み処があり、
庭を見ながら冷たいお茶を飲めるようになっている。
ここが凄く居心地がいい。
座布団の上に座ってくつろいでいると
ホカホカと下から暖かい。
ん?と思ったら、
座布団の置いてある部分が床暖房なのだ。
座布団を通して、ほんのり暖かかったのはそのためかぁ。
大きなガラス窓から庭を眺められる。
庭もご主人の作品。
まだ、作成途中らしくパワーシャベルがご愛敬
ダンさんもここが至極気に入った様子。
うちのリビングもこんな感じにしたいなあと、
うろうろ歩き回る。
私に勝手にやらせてくれたら、
改造してもいいよ。
大工仕事に好きなカミさんは本気で言う。
そして、話はそこでお終いになる。
いつもの事だ。
(食事)

部屋に案内されたとき、
食事の時間を、夕食が6時。朝食が8時と言われた。
そうしたら、まるでタイムウォッチでもあったのかと思うほど、
キッチリ6時に電話が鳴った。
朝も、もしかして・・と8時に近づくに連れて、時計と睨めっこしてたら、
案の定、きっかりに電話が..・・ニヤリとしてしまった。
チェックインの3時といい、ここは時間には正確のようだ。

食事は完成したばかりの個室の食事室
二人が一番好きなパターンだ。
部屋食よりも別室でいただいて,帰ると布団が敷いてある・・のが好き。
白木で統一されていて、木の香も残って気持ちいい。
掘り炬燵式なので足を落してくつろげる。やはり、座る部分は床暖房
お品書き

夕食
飲んでいたので後から運ばれたものは
撮影を忘れてしまう・・
夕食は写真の他に、
美味しいお蕎麦と、お吸い物、マンゴスティンがついた。
女将さん手作りのヤマブドウのお酒を始め、
みんな工夫されて美味しかった。
ちなみに食事はここのご主人が腕をふるうとか。
給仕の方が丁寧に説明されるほか、お品書きがあるので
お料理の名前を覚えるのが苦手な二人は有り難いね。
興味のある方は、お品書きをクリックしてくださいね。

うちは、いつものとおり、ビールと地酒を頼んだのだが
感心したのは、さり気なく、本当にさり気なく様子を見て
ご飯や、デザートを運ぶタイミングを客に依って変えていること。
当り前かもしれないけど、ちょっとした気配りが嬉しい。

そうそう、お品書きにお蕎麦があったので、心配したが
女将さんがちゃんとウドンを持ってきてくださった。
ありがとうございます。

朝食
朝食は温泉玉子と朴葉味噌が美味しかった。
温泉に来ると、いつも少ししか摂らない朝食を
なんで食べ過ぎるくらい食べられるんだろう。
ダンさん、山盛りでおかわり。
食後、部屋に戻って、きょうの計画を練る。
雪も降っていないし、せっかくここまで来たのだから、
行って見たかった旅館の立ち寄りにも行ってみようか。

それにしても、この旅館はどこもかしこも手作りの雰囲気でいいね。
旅館のご主人、女将さんがこの宿を大事に育てているのがよくわかる。
まだまだ、ドンドン変わって行くのじゃないかな。
来るたびに、工夫や成長の感じる宿っていうのも悪くないね。
なんだか、ホッとした気分にしてくれた。
師走の忙しい時だったけど、来て良かったね。
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岐阜県吉城郡上宝村新穂高温泉
0578-9-2735