東鳴子温泉 高友旅館

15年12月初旬
立ち寄り入浴500円 9:00〜16:00
湯めぐり手形を利用すると400円になります)
目的地の鳴子温泉に行く前に、一箇所、ちょっと立ち寄りたい旅館があった。
それがこの東鳴子温泉にある「高友旅館」
鳴子温泉に旅行する事になってから知ったこの温泉は
「黒湯」という名の通りの真っ黒い温泉があるという。
それもかなり温泉効果があるらしい。
白い湯や緑色の湯、それに茶色の湯には入った事があるけれど
黒いお湯・・ってどんなもんだろう・・
好奇心旺盛な二人は、勿論行くっきゃないという事に。

高友旅館玄関
東鳴子温泉に入ってすぐに高友旅館は見つかった。
玄関の前が駐車場になっている。
すごく古い建物で、如何にも「湯治宿」という感じ。
そう、高友旅館は湯治施設のある旅館なのです。

旅館のご主人に「初めてですか?」と聞かれる。
どうやら、常連さんが多いのだろう・・そんな感じ。
お風呂の場所を教えて貰って、
二人でギシギシと軋む廊下を歩いて目的地まで・・
古ぼけた壁にいろいろ貼り紙がある。
「ねえねえ、見てご覧。」とダンさんが貼り紙を指す。
非常に暖(ほ)とります・・だって。
きっと東北の方言だねえ」
名湯黒湯について・・気にしないでください」
と書かれたものが額に入って飾られている。
お湯が黒くてゴミのようだけれど不潔ではありません。
非常に効き目のある薬湯です

という事が書いてある。
何ヵ所もそういうのがあって、
黒湯にたどり着く前になんだか期待感が高まる
ゴミのようって・・湯の花が黒いのかな?
どれだけ黒いのかな・・
黒湯は混浴と婦人専用がある。
カミさんが婦人専用の方を覗くと
4〜5人くらいでイッパイになる小さな浴槽が。
混浴もこんなに小さいのかな。

ダンさんが混浴の脱衣場を覗いて
小さな声で「誰かオトコが一人入ってる・・と。
こんな小さな湯船でとてもじゃないけど無理・・と
カミさんは女性用へ。
「(先客が)出たら、声を掛けるからおいで」とダンさん。
「のぼせないよう足湯みたいにして入ってるんだよ。」
ダンさんが一人で混浴に入って、
デジカメで撮っていると
先客が「カメラマンですか?」と
声を掛けてきていろいろ話す。
鳴子温泉の旅館に改築工事に来ている職人だという。
時間があると温泉に立ち寄っているらしい。
今、工事してる所は清潔じゃなくてダメだ・・という。
どこかな・・まさか俺たちが泊まる所じゃ・・
旅館名を聞きたかったが・・やめた。

一方、カミさんは誰もいない浴槽で
初めてのお湯に驚いたり感動したりしていた。
本当に黒い。しかも・・匂いが「油臭い」のだ。
その匂い、話には聞いたことがあるし、
どこかの温泉で、微かにそんな匂いを嗅いだかも知れない。
でも、こんなにハッキリ
油(重油?)の匂いがする温泉は初めて。
いい匂いでは決してない。
湯の色も綺麗とは言えない、かなり濁った「黒」
だけど、これが如何にも「効能がありそう!」という
感じがするから不思議。


もうアッチ(混浴)に行かないで
ここでユックリ入っていたいなあ・・

女性用の黒湯

混浴の黒湯
ガラスの向うが女性用。
しばらくすると仕切のガラスを「トントン」と叩く音が・・
ダンさんからの合図。
女性用を切り上げて混浴の方に行く。

カミさんは入ってビックリ。混浴の方が遙かに広い。
浴槽も温めのと熱めのが段違いに二つある。
「なあんだ、こんなに広かったんだ」
女性用の浴槽のお湯も同じなのだけど
ここがこの旅館のいう「黒湯」
勿論匂いも色も同じ。臭くて黒い。
カミさんが入ってるけれど、
お湯の濁った黒さが判るでしょう。
「白濁湯」ならぬ「黒濁湯」

二人でその黒濁湯を堪能していると
地元の人らしい御婦人が二人で入ってきた。
私達に遠慮してか、上の段の温い方に入っている。
私達もだいぶ長湯したし、そろそろ出ようか。
「お先に〜・・こちらの暖かい方にどうぞ」
声を掛ける。
「いいんですよ。もっとユックリ入ってて。
私達はサンザン入っているんだから」
と。

表記出来ないけど、ここちよい東北訛だった。

うえの写真と反対のアングルから。
石の壁のようなモノの裏が少し高くなっていて
そこにも浴槽がある。
高友旅館の名物「黒湯」に入って大満足の二人だけれど
オマケでもう一箇所の浴槽の紹介をしようかな。
黒湯から少し離れた所にある男女別の温泉なんだけれど。
男性用が「ひょうたん風呂」
これは読んで名の如し、浴槽がひょうたんの形をしている。

お見せしたかったのは、女性用の「ラムネ風呂」なんだ。
見て見て・・
始め、カミさんが浴室に入った時は何だ?これ・・と思っちゃった。
だって、なんだか気持ち悪くない?
水玉模様の苦手な人は、あんまりじっと見ない方がいいかも・・
とにかくアワ(?)がすご〜い!
おそるおそる手を入れたけれど、想像するほど中はアワアワしていなかった。
どうしてこんなに表面だけアワが凄いんだろう。

ラムネ風呂・・そばに近づくと・・

なんだか・・すごい

これが、ひょうたん風呂
この高友旅館は最初に書いたけれど、湯治で有名らしい。
あとで訪れた鳴子のこけし屋さんの女将さんも
「あの温泉は足の悪くなった方も歩けるようになるんですよ」と話していたし、
色々な方の体験談もHPに載っている。
普通はそういうのを聞いても
「ふ〜〜ん」と眉に唾をつけて聞くイヤラシイ二人だが
ここの「黒湯」はもしかしたら本当に効くかも・・そんな思いにさせる温泉。
上手く言えないけど「良薬口に苦し」という言葉を思い出した。

二人が年をとって、足腰が痛んできたら、
そして湯治に来る時間の余裕ができたら
この油臭い、なんとも独特な味の温泉を想い出すんだろうな、きっと。


さて、いよいよ今夜の宿泊地、鳴子温泉にGO!
(成分などは高友旅館のHPに詳しくあります)
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宮城県玉造郡鳴子町大口字鷲ノ巣18
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