四万温泉 鍾寿館
14年3月上旬

平日二人一泊2食16000円〜(税別)
(私達は特別限定プラン13000円)
「休みが取れそうだから、どこか泊まりで温泉に行こう。何処がいい?」
ダンさんに言われて、カミさん有頂天。
だって、この所、ダンさんは仕事が忙しくて、
有給休暇もオジャンになりそうな気配だったから。
でも、急に言われても、何処がいいかわからない。
何処だって、ダンさんと行くなら楽しいに決まってる。
それでも、任されたからにはいい所を探したい。

インターネットを駆使して、探したのが、今回のこの鍾寿館。
前に、温泉の紹介の雑誌で見て、記憶に残っていた。
小さな子供を連れた若夫婦が、木造りの貸切露天風呂に
きもち良さそうに入っていた。
宿も大きくなくて、宴会や団体は受け付けないという、
さぞかし安らぐだろうと思える品の良い宿だった。
魅力はあったが、ちょっと私達には予算オーバーの感があり
記憶の端に留めておくだけ、となっていた。
それが、今回、HPの記事で、平日3組限定、
13000円とあるではないか。
期間も3月31日まで。3組かあ・・えい!駄目もと!・・と
宿に問い合わせた所
「ありがとうございます。お待ちいたして居ります。」
やったあ!バンザーイ!
当日は心配していた天気も、すっかり良くなって、まさに温泉日和。
道中、川中温泉の“かど半旅館”を偶然見つけたが素通り。また今度。
今日は、四万へ行く前によりたい所があった。
沢渡温泉のまるほん旅館。
独特の木造りの内湯に、とても興味があった。
ところが、目の前まで行ったら・・なんと、今日はお休み。
知らなかったなあ・・ガッカリしたが、気を取り直して四万温泉に。

3時のチェックインには少し早かったが、玄関の前には
ハッピ姿の宿の人がもう二人で待機していた。
駐車場が少し離れたところにあるので、一人が車をそちらに移し
もう一人が荷物を持って、中へ案内してくれた。

ロビーでは、若女将さんと仲居さんに迎えられ、おいしい甘酒をいただく。
ここに滞在している間じゅう、宿の人の対応が本当に良かった。
細やかな気配りで何気なく声をかけてくれて、かと言って、やりすぎず
適当に放って置いてくれて、ゆっくり気持ちよく寛げた。

私達が泊まったのは3階の一室。3畳ほどの踏み込みに、10畳程の和室。
バス、トイレ、一間幅のテラス(廊下)付き。
この宿は渓流側に建っていないので、眺めはさほど良くないが、
以前、四万温泉の渓流沿いの宿に泊まった時
友人が、川の音が気になって眠れないと言っていたので
好みはそれぞれだろう。

四万温泉最奥にある
日向見薬師堂
(国指定重要文化財)
二人で、浴衣に着替えて早速露天風呂。
目的はここの、山里の湯。
フロントで、告げると、ロビーで待機していたさっきの人が
さっと履物を用意してくれて、先にたって案内してくれた。
宿の裏の坂道を少し登る。
ほんの少し、御年配にはきついかな。
そこには、瀟洒な木戸が、現れる。

湯番さん(?)がニコニコと説明してくれる。
ここには、混浴風呂が3つ。ただし、それぞれに囲いがあるので
他の客と一緒にはならない。
木戸には鍵がついていて、フロントで鍵を持って案内してくれる客が
3組までなので、実質貸し切りだ。
休み処もあって、いい雰囲気だ。
私達が行った時は誰もいなかったので、3箇所ぜんぶ見て、
始めの予定どおり、一番奥の湯を選んだ。
ここが、一番お奨め。
(仲居さんも湯番さんもここが一押しと言ってた)
雑誌で若夫婦が入っていたのもここ。

奥の露天

中央の露天

手前の露天
木の湯船がふたつ。ひとつは、20センチほどの深さしかないが
これが実にいい。身体を横たえてぼんやり時間を過ごす・・
もう、本当に寝てしまいそう。

夜は夜で、ほのかにライトアップされて、ムード満点。
宿から来るときは、カンテラを持って来る。
カンテラの灯りを頼りに坂道を歩くって、ほんの少しの間だが
なんとなく、雰囲気があって、ドキドキ。
他にも、男女別内湯、混浴露天(女性時間あり)貸切風呂3箇所あり
どこも予約なし、無料、そして、山里の湯以外は24時間可。

小さい旅館なのに、こんなにお風呂があるので、どこでもいつでも
入れる、という嬉しい状態。
宿のすぐ近くの*山口露天風呂も含めて、まさに温泉三昧をした。
                    (* カミさんのオマケ話) 
食事は、朝夕とも、別室の個室。
これが、私達には一番嬉しい。
部屋食もいいが、別室でゆっくり時間を過ごしてから
部屋にもどると布団が敷かれてる・・ってのがいい。
そのまま、ごろんと横になって牛になる・・のが最高。

今回は牛になるのも勿体無くて
すぐ、山里の湯に直行したけどね。
食べてすぐ、は良くないのは知ってるけど
アノ、一番奥の湯に入りたくて
他の客より先にってね。

そうそう、食事の事だね。
朝食も夕飯もオリジナリティーがあって
上品な味で美味。
温かいものは温かく、冷たいものは冷たく。
仲居さんが部屋に入ってくるタイミングも良い。
二人で乾杯の美酒が、ここちよく身体に染みた。

夕食

朝食
翌日は小雨模様。
チェックアウトでフロントに行ったら、湯番さんが
蓑笠の用意をしていた。
ほとんど、待たされる事もなく、車が玄関前に。
大女将さん、若女将さん、部屋付きの仲居さん、湯番さんに
最後まで、ニコニコと手を振って見送られ、
心の中で、
ありがとう!今度は通常料金で、来ますからねえっと
叫んだ二人なのでありました。
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群馬県吾妻郡中之条町四万温泉
0279-64-2301