新平湯温泉 松宝苑

ダンさん、足の骨折治療の湯治旅・・の巻
16年3月下旬

一泊二食ひとり13000円(通年)
副題に「ダンさん、足の骨折治療の湯治旅」なんて書くと
初めてここを読んでくれた人には何のことかサッパリ??だね。
読んで字の如し・・なのだけれど、好奇心旺盛な人は、ここを読んで頂けたら
少しは事の次第をわかってもらえるかも。

兎にも角にも、二人は2か月近く前からこのお宿を予約してあったんだけれど
途中でダンさんの怪我!というアクシデントがあって、
果たして行かれるかどうか随分心配した。
だって、なにしろ怪我の部位が右足。
何処に行くにも車が大前提なのだから運転ができないのは致命傷だ。
結局、イザとなったらカミさんの運転で行けばいい・・と言うことになったが・・
よほど、カミさんの運転で旅をしたくなかったんだろう。
ダンさんは脅威の&奇跡的な回復力を見せて、運転手を務めたのであった。
めでたしめでたし・・じゃないよ。
これからでした。「松宝苑」の はじまりはじまり〜!
上の画像が「松宝苑」。カミさんが立っているのは玄関前。

奥飛騨に早めに着いてしまったので、フラフラと奥飛騨温泉郷をドライブしながら
「あ、あれが噂の○○館だね」「あれ、あの宿△△って書いてある!写真より感じイイね」
などと、早くも次の候補を物色する二人。
少し車を走らせた所に一軒だけ、広い敷地を塀でグルッと囲んである
大きな昔のお屋敷みたいな建物が現れた。なんだかシットリとヨサゲな雰囲気・・

「ここも、もしかしたら旅館じゃないの?」
カミさんが助手席から身を乗り出して玄関の文字を読む。
「えっと・・宝?・・じゃない!松・・松宝苑だ!!ここだぁ」
そう、ここが今回の目的地だったのだ。
想像していたよりもずっと洒落た雰囲気に二人の期待は早くも高まる。
二時のチェックインの時間を待って
一番乗りで宿に入りたかった二人だが・・
残念無念、駐車場に車を止めたとき、
既に一組が玄関に入っていくところだった。
チェックインタイムの少し前に・・なんて考えるの
私達だけじゃないんだね・・と二人で苦笑い。
チェックインの手続きをダンさんがとっている間に
出されたお茶と香ばしい豆菓子を食べるカミさん

この豆には、このお茶には蕎麦粉が入ってないかな。
ダンさんの蕎麦アレルギーの事は知らせてあるから
大丈夫だとは思いながらも慎重に味見するカミさん
作務衣姿の従業員の方が、部屋まで案内してくれる。
そうそう、ここはエントランス部分も廊下も
みな「土間」のようになっているので
靴を履いたままの移動になった。
ホテルみたいに部屋から出る時は靴に履き替える?
ちょっと面倒だなあ・・と思いながら、
テキパキと早足の従業員さんの後をついていく。
結構長い渡り廊下の奥・・
一階に二人が泊る部屋があった。
「はなだ」、御世話になる部屋の名前。
洒落た木のドアを開けると一畳くらいのタタキに
草履がふたつ並べられていた。
なるほど、ここで初めて靴を脱ぐっていうわけだ。
靴の管理も自分達で・・
これはホテルの合理性をうまく利用したね。
部屋は2畳のエントランスと8畳の和室。一間の床の間もある。
トイレはウォシュレット。それに廊下の一角に洒落た洗面台がついている。
そうそう、廊下の向うに庭が広がっているのだが、
そこに「月見台」と称する「テラス」がついていた。
これがなんとも感じよい上に、部屋を広く見せるのに、一役も二役もかっていた。
この宿には二階もあるが、断然一階がいいんじゃないかな。
ただし、残念ながら予約時に「新館」「本館」以外の希望は言えません。
ちなみに二人が泊ったのは本館。
新館は囲炉裏付の続き部屋があるそうで料金は5000円高い18000円。
あとからまた話が出るかもしれないけれど
二人にとっては本館で十分満足できた。
従業員さんは一通り説明すると、そのまま部屋を出て行った。
お茶を煎れてくれる所と、プライベートゾーンにはなるべく長居しない所とあるが
ここは、後者のようだ。
ただし、チェックインの時にウェルカムドリンクとしてお茶を煎れていただいたのだから
部屋では客に任すのはとても自然で合理的。
廊下の隅の洗面所の下に小さな冷蔵庫がある。
中は何も入っていないので、自分達で自由に使う。
廊下に自動販売機もあるから、
そこで買って冷やしておいても・・
ポットにはお湯が湧かされていた。

「あ、ドライヤーがないや」
カミさん、ちょっとガッカリ。
いつもは万が一のために持っているのだが
今回に限って持って来なかった。
ちょっと情報収集不足だったかなあ、不覚。
「お風呂の脱衣所にはあるかもね、後で見に行こう」
ドライヤーは無かったけれど、可愛いものを見つけた。
右の画像を見て。
これ、手ぬぐいが法被の形に折られているんだ。
浴衣やバスタオルと並んでチョコンと置いてあった。
「かわいい〜!」と思わずパチリ。
崩してしまうのが勿体ないね。
でも、そうも行かない。
この手ぬぐいは浴用らしい。
そう、ハンドタオルが見あたらない。
タオルじゃなくて手ぬぐい・・初めての体験だった。
可愛いバスケットがテーブルの横にあったので
開けてみたらお茶セットが。
お煎餅があって、ダンさんが早速食べようと。
「ストップ!」カミさんが慌てて止める。
蕎麦が入ってないかな・・原材料を確かめて頂く。
美味しい〜!帰りに買って帰ろうね。

さっそく恒例記念写真。
今回はダンさんがお気に入りの月見台にて。
足にケガしてるダンさんを立たせてチャッカリ座るカミさん。
一休みしたら勿論まずはお風呂でしょう。
今回はダンさんは特に念入りに回数多く入らなくちゃね。なんせ「湯治」だから。
ここは周囲に何もない一軒宿。今は午後2時。時間はたっぷり、ゆっくり。
久しぶりの長距離運転に頑張ったダンさんの右足を
思う存分温かなお湯に浸してあげようね。
帰りには右足でケンケンできるくらいになるといいね。

そしてその後はお楽しみの食事。
さっき、部屋に案内された時に教えて貰った食事室。
囲炉裏があってとってもレトロな佇まいだったね。
あんな雰囲気の所でのお食事はさぞかし美味しいよ。
地酒も注文するんでしょ。勿論「辛口」ね。

ダンさんとカミさんはこの後
期待通り、いえ、期待以上の温泉と夕食を楽しみましたとさ。
え?それじゃ説明になってない?
はい、詳しいことは「温泉編」「食事編」を見てね。
下の2枚の画像が入口になってます。
さあ、どっちから覗いてみる?

湯屋棟への通路
温泉編に行く方はこの画像をクリック!

食事処「一福庵」
食事編に行く方はこの画像をクリック!


上にも書いたけれど
3時のチェックインが多い中、ここのチェックインは2時。
1時間違うだけで随分と滞在時間が長く感じるのは何故。

新平湯温泉と言っても、この宿は一番ハズレにあるので
一軒宿のようになっている。
敷地も3000坪という広さで部屋数は15。
かけ流しの温泉はこの敷地内に2箇所の源泉が。

好きな時に好きなだけ温泉に入って、
あとは部屋でノンビリも良し。
二人で庭を散策しながらベンチで語るも良し・・
もっともこの季節は外で語るのは
ちと寒すぎて無理だったけれど。
夕食を食事処で楽しんでいる間に
部屋では布団が敷かれていた・・フカフカの羽布団。
その布団はチェックアウトまで畳まれる事はなかった。
こういうシステムって最近多いけれど
改めて嬉しいなあと思う。
朝食後にもう一回ゴロン・・の気持ちよさは
例え、牛になろうと豚になろうと譲れない。
10時のチェックアウトギリギリまで
この宿の雰囲気を楽しんでいた二人。
右の画像はチェックアウト直前、
部屋から玄関ロビーに向う廊下のベンチで
名残惜しいイメージを表現してるカミさん・・できてる?

ロビーから出られる庭の一部に設けられた椅子。
まだ奥飛騨は雪が残っていて外は寒い。
もっと暖かくなってから、こんな所で
お風呂上がりのビールを楽しめたら・・
「御世話になりました」と宿を後に駐車場に行けば
素晴しく冴え渡る青空にクッキリと映える雪山。
天気、快晴!
なんだか今日一日もイイ事がありそうな、そんな予感!
ダンさん、帰りの運転大丈夫?
当り前。ま、ケンケンまでは無理だけど。

では出発進行!
こんなに天気がいいんだからまっすぐ帰るのは勿体ないね。
ドライブを楽しみながら、早春の飛騨をのんびり帰ろう。

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岐阜県吉城郡上宝村新平湯温泉
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