新穂高温泉 山荘 錫杖(3)

               20年4月下旬
                             
@12600円
その日は長野で「北京オリンピック聖火リレー」のあった日。
そう、あの、世界各国で「お騒がせ」の聖火リレーだ。

カミさんのジム仲間が聖火ランナーとして参加するために
ダンカミも早朝からあの喧騒(?)の中を
ランナーの応援のために走り回る。


応援が終って帰宅してから、向かった先が新穂高温泉。
ダンカミお気に入りの温泉地だ。

ほんの数日前に、急に温泉に行きたくなって予約した。
週末だから人気宿は何処も無理だろうと諦めながらも
HPに空き室状況のない宿に僅かな期待と「ダメモト」で電話したダンさん。

「この週末なんですが・・空いてないですよねえ」(弱気〜〜・・)

「この土曜ですか?・・チョット待ってください・・
あ、大丈夫ですよ
」と受話器の声。

ダンさん、思わずカミさんに向かってガッツポーズ。

「山荘錫杖」
三度目の訪問だけれど、雪の無い季節には初めて。

自宅を出発したのはお昼少し前。
そう、「ひと仕事」してから、
ゆっくり一般道を走っても
チェックインにじゅうぶん間に合うのが
ここ新穂高。

フロント
「お気に入りの温泉地」になってる理由の
大きな1つは
この距離にもあるよね。

幾ら、いい〜♪と思っていても
滅多に行かれないほど遠かったら
お気に入り、とはちょっと感覚が違う。
行きやすい距離だから気が向けばいつでもいける。
何度も行ける。
行く度にいい思いをするから、また行きたくなる。
ますます好きになる。


そうして
「お気に入りの温泉地」になる。

ロビー

ロビーから見た一階廊下
気には入っているのだけど、少し不都合なことは

この温泉地には、
良い宿が、あまりに多すぎるということだ。


常連候補の宿が
ほんの目と鼻の先の距離で何軒も並んでいる。


いつも
「迷うよねえ・・この宿たちが
もう少しアチコチの温泉地に散らばっていたらねえ」と
この上なく贅沢〜に、悩む。

今回の錫杖も
宿の前を通る度に
「ここも良かったよね。また泊まりに来ようね」と
言っていた宿。

今回はキャンセルでもあったのか
数日前に予約ができたのは予想外の幸運だった。

部屋は「錫杖岳」
一番奥の角部屋が用意されていた。
二面の窓からは新緑の景色が飛び込む。

見事なくらいの景色。
絵心がくすぐられる。
描かないけど。

宿に着いてすぐの記念撮影もすっかり定着
トイレが部屋に無いこの宿なのだけれど
何の不満も無いのは、
「その他の魅力」でじゅうぶんにカバーしているから。


あ、そうだ
三度目の宿泊記なので
諸々の宿の「紹介」は、今回は無しです。
(改めて言うほど、
いつもだって情報としての内容があるHPじゃないけど)


多少の宿情報は、
前々回
 前回の宿泊記のほうにどうぞ。

過去二回の宿泊は
いずれも
雪の季節。(初回は猛吹雪だったっけ)

混浴露天風呂の周囲に
雪が皆無なのは
今回が初めて。

あ、やっぱりねえ・・
前回は雪の壁で気がつかなかったけれど
向こうの建物が意外に見える。
視界は一方通行じゃないから、当然こっちも・・

でも、こうやって入っちゃえば
入浴目線では問題無しです。

立ち上がると、もしかしたら・・だけれど
ここは混浴。
立ち上がってウロウロする事は
まず無いから。

貸し切り露天風呂
貸し切り露天のほうは
こうやって邪魔にならない程度の囲いがしてあるので
こちらは雪の壁がなくてもだいじょうぶ。
週末ということもあって
流石に宿泊客も多くて、混浴露天風呂でも
他のお客と一緒になる事が多かった。
ちょっと話が脱線するけど
カミさんが混浴のお風呂に入る・・と言うとビックリする知人も多い。
いろいろ聞かれるけど早い話が「よく入れるねえ〜(度胸あるねえ)」というわけだ。

勿論、今のように平常心(?)で入れるようになるまでには紆余曲折(?)があった。
でも、運がいいというか、
(混浴)風呂で
一期一会で御一緒した人達にも恵まれて
ほとんど嫌な思いをしなかった事も、ここまで来られた大きな要因かも。

「錫杖」でも、来る度にいろいろな方と温泉で一緒になったけれど
いつも温泉好きで山好きで・・なによりも錫杖ファンで、何よりも自然に接してくれて・・
楽しい温泉タイムを満喫させてくれた。
今回は
大学時代の同級生という三人組の男性と話が弾んだっけ。

一人が鍼灸師さんということで
健康の話やダイエットのツボの話なんぞ聞かせてもらって興味深かったな〜

別のちょっと太り気味のオニイチャンは
来年の東京マラソンに参加すべく、ジム通いをしてるという話や
そこでのエピソードなど、面白く披露してくれて、
ジムが趣味のカミさんは身を乗り出して話を聞いていた。
その彼は
東京マラソンを目標にはしているけれど
多分、抽選で落ちるだろう・・とタカをくくって(?)いた。

でもね
案外、そういう人に限って当たっちゃうのよ〜
その日のために頑張ってダイエットとジム
続けてくださいね〜

長湯はよくないけれど
お風呂で話が弾むと、出るのが惜しくなっちゃうのよね。
今回はこの三人組の他にも
熟年男性二人組とも、夕食前のお風呂で一緒になった。
ふたりともリピーター。
一人はなんと、今まで十何回も錫杖に泊まっている「超常連さん」

その超常連さんが

「ここの食事はすごい。初めての時は驚いたね〜。
この辺りじゃ一番じゃないかなあ」と。

うん、本当に初めての時は驚いたね。
私達もそう思う。

今回も
こうやって温泉によ〜くよ〜く入って
お腹を空かせて万全の体調で臨まなくてはね(笑)

それがまた、楽しみ!
錫杖のお料理の説明は
前回と前々回のを見ていただいたほうがわかるので省略。

でも画像をこうやって並べると
改めてその品数に圧倒。
勿論、美味しいし健康的な食事なので、こんなに多いのに
ちゃんと食べられちゃう。

ただ、そうは言っても
初めてのお客さんには(そう、あの三人組だけがビギナーだった)
お料理を運んできながら宿の人が
「まだまだ来ますから」と付け加えている。

「おぉ〜♪」と小さな声で感嘆してるのがこちらにも聞こえてきて
リピーターとしては、ちょっと心地よい。


画像の中にお蕎麦とウドンがあるでしょう?
ダンさんの蕎麦アレルギーへのお宿の対応なんだけど
これには、ちょっとしたエピソードが・・


実は予約のときに
諦めていたのに取れた嬉しさで蕎麦アレルギーの事を言うのを忘れた。
後から、電話しなおそうかと思ったけど
この宿で供されるお蕎麦が少量でとても美味しくカミさんでも二人分食べられるし
かつ、他のメニューに蕎麦を食材にしていないのは分かっていたから
そのままにしておいた。

さて、
次から次へと出される料理に舌鼓を打っていると
隣の席のご夫婦が、給仕してる人に

「悪いのですが、家の主人が蕎麦アレルギーなので、お蕎麦は一人前で・・」と言っている。

「!!」思わず顔を見合わせた二人。

黙っててもいいんだけど、なんだか親近感が湧いて
「実は私もなんですよ・・」とダンさん。

だって、今でこそ
蕎麦アレルギーはポピュラーだけど、そうは言っても
今まで蕎麦アレルギーの人と、宿で一緒になったことなんてなかったから。

宿の人は「あらら・・」と奇妙な偶然に驚いて
そして急遽、「アレルギーな二人」のために
このウドンを用意してくれたというわけ。

こんなときのウドンは、格別に美味しいと思うのはダンさんの気のせいか。

カミさんは「美味しい蕎麦の人前」を食べ損なってしまったけれどね。

朝食は
朝風呂にゆっくり入ってからいただきたかったので
遅めの時間(8時)にお願いした。

いつも、
ついつい家での習慣で早めに頼んで
あとで後悔するんだけど
今回は手抜かり無かったね。

そう、ここは「非日常」だものね。

朝食は「日本の朝ごはん」そのもの。
でも
それこそ「非日常」の贅沢なメニューです。
我家にとっては。

御飯もちゃんとお代わりして

ごちそう様でした。
おいしゅうございました。

帰りには
宿の女将さんと嬉しいツーショット。

この宿はこれだけのもてなしをしてくれながら
多分、殆どの時期に家族だけで営んでいると思う。

今回も、
前回よりも一段と逞しくかっこよくなった息子さんと
身内の方が、接客など甲斐甲斐しく働いていた。

この「民宿風」というか
家庭的な雰囲気も
お料理やお風呂の魅力にプラスされて
ますますリピーターの増える宿になっているのだろう。

楽しかったです。ありがとう。
「またおいでください」という言葉に
社交辞令でなく
「また来ます」と応えた二人だった。

HPのトップへ 山荘 錫杖
〒506−1422
岐阜県高山市奥飛騨温泉郷中尾
        TEL 0578(9)2037