新穂高温泉 山荘 錫杖

             17年月12月下旬
ひとり10500円(税込み)冬期価格
通常12600円
「お気に入り」にずっと暖めてあった宿「錫杖」
以前、立ち寄り入浴の打診をした電話の向こうでの
御主人らしい人の断り方が(そう、立ち寄り入浴不可の宿だった)
とても人を気遣う言い方で、それ以後、いつか泊ってみたい宿になっていた。
混浴露天風呂も貸切り露天風呂もあるし部屋数も7部屋と少なくてgood。

ただひとつ残念なのはトイレが部屋にないこと。
でもこれは結果からいうと全然不満の対象にならなかった。
慣れたのか?それともそれ以上に他のことでの満足感が勝ったのか?
両方だろうな・・それも後者の比率が断然多かった気がする。

「錫杖」またひとつ奥飛騨に大好きな宿が増えた。
それにしても何回言えばいいのだろう。
「奥飛騨、恐るべし」
前日泊った「山のホテル」をゆっくりチェックアウトして
いつも必ず立ち寄る地元のスーパーで買い物したり
「アレスグーテ」という喫茶店に寄っていたら
あっという間にチェックインの時間になった。

「錫杖」がある辺りは、もう何度も来ているので庭みたいなもの
大雪で景色がすっかり変わっていても、へっちゃら。
お馴染みの宿やペンションの間を通り抜けて
あっという間に「錫杖」に到着。
一番乗りかも・・やったね♪
車は宿の前の敷地に青空駐車。
明日、車を掘らないと駄目かも。
玄関を入ると女将さん・・かな。
中年のエプロン姿の女性の方が
気さくな笑顔で迎えてくれる。
キチンと並んだスリッパ。
一番隅に子供用の小さなスリッパが二足。
今日は家族連れがいるらしい。
一階ロビー。
画像はないが
画像右に小さなカウンターバーがあって
朝食後の時間帯に
コーヒーを飲めるようになっている。
今回は時間の都合で飲めなかったので
コーヒーの感想はお預け。
案内してくれながら
さり気ない世間話が上手い女将さん。
前日「山のホテル」に泊った事など
自然に白状してしまった(笑)
二階。
吹き抜けと広々した絨毯敷きの廊下が気持ちいい。
この宿、入った時から思っていたのだけれど
外観から受けるイメージよりも中が広いんだよねえ。
廊下もスッキリ。

余計な飾りはなく、シンプルそのものなのだけれど
それが「素っ気ない」という感じがなく
むしろ「清潔」で心地よいのは
宿全体を包む暖かさから来るのかも。
案内されたのは「双六岳」(すごろくだけ)
この宿の7部屋はすべて山の名前が付いている。
「錫杖岳」 「焼岳」 「西穂高岳」
「槍ヶ岳」 「奧穂高岳」 「笠ヶ岳」
そして我々の「双六岳」。
10畳ある部屋は清潔で明るい。
窓からの景色も言うことない。
「いいなあ・・」
部屋付のトイレはないけれど
洗面台はがあるのが助かる〜・・
トイレも確かにデリケートなゾーンではあるけれど
洗面所はある意味、それ以上にデリケートな場所で
是非とも部屋に欲しいのだよ。
特に女性にとっては、ね。

ちなみに冷蔵庫もない。
買ってきたビール、どうしようかなあ・・と
窓の外に置いておいた。
冷蔵庫以上の威力発揮です。
そうそう、ここの窓はシッカリした二重サッシだった。
宿の人が言っていた、
「トイレがないからと敬遠するお客さんもいるんです。
でもこういう造りの宿で個別にトイレを作ると
流す音なども隣室に響いたりといろいろ難しいんですよね。」

なるほどなるほど、そうでしょうとも
私たち、洗面台さえあったら、トイレなんぞドッチでもいいんです!・・と
普段とちょっと言ってることが違う気が。

この会話は食事の時のモノなのだけれど
その時点での二人、トイレがないことなど気にならないくらい
この宿に惚れ込んでしまっていたもので・・
まず記念撮影して、さっそくお風呂に入ろうねえ。

お揃いの白いセーターにちょっと手を加えた「手作りペア」で
はい、チーズ♪

そろそろ他のお客さんもチェックインした気配。
宿の配慮でしょう、隣り合わせに部屋を割り当ててないので
始終静かに過ごせた。
混浴風呂の脱衣場。
男女別になっていて、こっちは男性用。
女性用も同じ形。
なぜか大きな石が中央で鎮座している。
扉の向こうには、
掛け流しの混浴露天風呂。
どのくらいの広さかというと・・20uくらいかな。
実は誰もいないので歩幅で計測(^_^;)

前日の「山のホテル」とは比べようもないが
小振りの分だけ硫黄臭が濃く、湯の花も舞っている。

夜、もう一組のカップルと一緒になったが
それぞれが気を遣わないで入っていられるだけの
適度な距離が保たれて
混浴露天風呂としては充分合格。
あ、そうだ
ここは「バスタオル巻き」は駄目。
でも僅か7部屋の宿だから
誰もいない時間を狙うのも可能でしょう。

カミさんの後の建物は脱衣場。

湯舟までほんの数歩。
屋根があるので、雪や雨を避けることもできるけど・・
見上げると屋根の雪がこんな感じ。
今にも落っこちてきそうなので
ここは家根の周囲から離れた方が無難かも。
二つのケロリン桶も
仲良く雪の帽子を被ってます
「錫杖」の名前の通り、
晴れていれば錫杖岳が目の前に見えるはず。
が、今は雪雲と湯煙にけむってご覧の通り。
でもこんな幻想的な景色を
温泉にポチャンと浸かって見るのもなかなか。
イイ湯だな・・ハハン・・と思わず歌ってしまいたくなる気持ちよさ。
オレ、ここ気に入った〜!
私も〜〜!
いつものように
仲良くツーショット記念撮影
あ、間違った。
こっちでした・・
気持ちいいのは混浴だけじゃない。

露天風呂へ出る裏口にこんな「貸切り表」がある。
入りたい時間に部屋の名札を下げれば予約完了。
勿論、札が下がっていなければ予約してなくても
いつでも入れる。
1時間毎の区切りだから、余裕を持って入れるし
予約札には深夜の時間帯は書いてないけれど
どのお風呂も24時間入浴可能。
そうそう、この出入り口からサンダルに履き替えて
外に出るのだが、あれ?サンダルが暖かい・・
直前にだれか履いていて体温が残ってるのか?
と思ったら、タイルの一部が床暖房になっていて
履き物が暖められるようになっていた。

正面玄関のタイルも然り。

「なるほどねえ・・木下藤吉郎みたいだな・・」※
とダンさん、えらく感動している。


木下藤吉郎(豊臣秀吉)が
織田信長の下足番の時に信長が草履を履く直前まで
懐に草履を入れて暖めていたという有名なエピソード。
混浴露天風呂の傍にある
「貸切り露天」と「女湯」(手前)の脱衣小屋。
貸切り露天の脱衣場。
鍵をかけて入る。
混浴のほうと同じシンプルな造りだけれど
思ったより余裕のある造りで
カップルだけじゃなく家族連れでもだいじょうぶ。
露天から見た脱衣場。
そしてこれが「貸切り露天風呂」
ここも他のどのお風呂とも同じ掛け流し。
大きさ、判って貰えるかな?
湯舟も予想より大きく余裕のある造り。
二人で入るには充分すぎる広さ。
隣にある「女性専用露天風呂」も
大きさがココと同じくらいと言えば
この貸切り露天風呂が
贅沢な大きさだというのが判るでしょ。
向こうの方に見えるのは民家?ペンション?
雪の壁があるから、気にもならないけど
雪がなくなったらどうなのかな。

そんな時期にも確かめに来なくては(^_^)v
それにしても・・・
なんという気持ちよさだ・・・
女性用露天風呂との境の塀にも
こんなに雪が。

当日の宿泊客は我々の他にカップル一組。
小さな子供を含んだ五人家族一組。
それに若い女性二人の組。

隣の女性用露天風呂も
間違いなく貸切り状態で
雪見露天が楽しめたに違いない。
男女別の内風呂もあったけれど
露天風呂があまりに気持ちいいので
ココには入らずじまい。
でも、並々と掛け流されたお湯が
勿体ないくらい溢れていた。
お風呂三昧をした後は
いよいよ楽しみにしていた夕食〜〜
だいぶお腹も空いてきた。
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