花巻南温泉峡 大沢温泉
19年6月下旬
立ち寄り入浴 500円
何年も前、宿のHPを初めて見たときに、
「ゆ」という文字が目に飛び込んできた。
相田みつおさんの書だった。

この「ゆ」という文字が心に残って、
大沢温泉はきっといつか訪ねるだろうと思っていた。

今回、北東北の温泉めぐりの締めで、それは叶えられた。
車を走らせていると道路沿いに
「ゆ」という
ダンカミには馴染みの文字の書かれた看板が。

宿の所在がよく分からなかったので
すぐ近くの無料駐車場に停めて
そこから続くゆるい坂道をホンの少し降りていくと・・

あった。大沢温泉の・・ここは多分「自炊部」だろう。

とてもいい具合に風雪に耐えてきたという
貫禄を感じる・・好きだな。

宿の玄関を入ると、従業員であろう男性が
愛想良く接してくれて、
初めての訪問である二人に
この宿の中に点在している温泉を
案内図を指しながら丁寧に説明してくれる
いろいろ教えていただいたけれど
ふたりのお目当ては混浴露天風呂「大沢の湯」なので
まっすぐそこへ。

途中の廊下、階段、どこも綺麗に磨かれている。
ここ、湯治部だったよね。
なんだか、昔の旅籠みたいな雰囲気でいいんじゃない?

あちこち見てみたい感じ。
でも今はまず、露天風呂に。
長年の夢だったこの「大沢の湯」
ダンさんはいつものように、
カミさんが入ってくる少し前に入って
誰もいない露天風呂を撮りたかったのだが・・

土曜日というのもいけなかったのか
入浴客が多くて思うように撮れない。
カミさんが来てからも
できるだけ人が写らないようにチャンスを待って撮るのが大変。


通りから旅館部に通じる橋に来客の車や人が時々通るけれど
あまり気にならないのは
この自炊部露天風呂「大沢の湯」の大らかな雰囲気のせいかも。

貸切状態のように見えるよう工夫して撮影。
実際は入浴客が切れる事はなかった・・(-_-;)
更衣は湯舟の周囲に結構大掛かりな棚があって
そこで。
ただし有難い事に女性用の脱衣場は別にある。

混浴には慣れていても
脱衣場が一緒なのは男性もまた、気を使う。
湯舟の周囲で更衣しなければならないのは
女性にとってはなかなか厳しい。

混浴は実際のところ、入浴よりも更衣のほうが難しい。

先日、テレビで女性の温泉達人が
(湯舟のすぐ近くでの)更衣のときに
布で作った大きなマントのようなものを使っていたっけ。

カミさんもそんなグッズを考えたこともあるけれど
もともと荷物を増やすのが好きじゃないのと
面倒くさがり屋という事で、結局未だに
ダンさんにフォローしてもらいながら着替えている。

お陰でダイブ着替えが早くなった。
入浴した後、しばし宿の中を探検(?)
この湯治棟、本当に魅力満載なのだもの。

炊事場は勿論の事、何でも揃いそうな売店や
炊事をするのが面倒なら「食事処」もある。
食事処っていっても、普通の「食堂」
メニューも肩の凝らないものばかり。

湯治部の部屋も障子で廊下と仕切られてるだけなんだけど
なんだか雰囲気もいいし、楽しそう・・

ふたりとも、この大沢温泉がすっかり気に入った。
しかも「湯治部」がね。


泊まるなら「山水閣」や「菊水館」
(旅館部はそういう呼び方になってます)
ではなくて、この湯治部に泊まりたい!
湯治部の宿泊者は
入れる温泉に多少の制限があるけれど
ふたりは一緒に入れる「大沢の湯」に入れたら
それで大満足だから、問題なし。


帰りに売店で
大沢温泉の湯から作ったという石鹸を買った。
これ一つで肌がつるつるになるとは思わないけれど
家に帰って石鹸を泡立てながら
東北の温泉めぐりを思い出そうと思う。

時間が・・そろそろ盛岡に向かって走らなければ・・

空が青い・・
温泉めぐりとしては初めての北東北・・
大満足だったけれど・・
こんなにも、いい温泉ばかりに遭遇すると
もっともっと良い温泉があるのだろうと、却って期待してしまう。
入れば入るほど、ますます欲が深くなってしまう。

駅のホームから
盛岡の、北東北の町並みを見る。

駅周辺なんてどこもそう変わらないはずなのに
特別な景色に見えるのはなぜ?


良い旅だった。
新幹線が入ってきた。

さあ、長野まで、もう少しだけ「旅」をふたりで楽しもう。
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大沢温泉
〒025-0244 岩手県花巻市湯口字大沢181