伊香保温泉 旅館おかべ

       17年6月上旬
ひとり 12000円
今回、この宿を紹介するに当って書いておかなくてはならない事が。
実はこの旅館、ただいま、客室を大幅リニューアル中。
かなり様変わりしてのリオープンとなる筈だ。
だから、ここでの感想記や画像は今後の情報にはならない。
でも、経営者の心意気というか、コンセプトやセンスは変わらないのだから
今後が楽しみ・・ということでのUPとなった。


今回、ネットで見つけた宿は伊香保温泉にしては珍しい
たった4部屋の本当に小さな旅館。
こんな宿が伊香保にあったのかと、ちょっと意外。
小さいせいか、いつ空き室状況を見ても盛況。
「予約取りにくそうだな」
そう思うと、益々取りたくなるのが人情(笑)

温泉は源泉を循環と明記してあったし、露天や景観も無いようだが
今回の旅は他の温泉でジュウブンに源泉掛け流しを堪能できる予定だったので
ここは温泉よりも宿そのものを楽しむ感覚で予約。
電話の向こうの御主人の対応が◎で、当日が待ち遠しかった。
「おかべ」は伊香保温泉の中心街から少しだけ離れた「かみなり坂」に建っていた。
宿のHPには館内の画像があっただけで外観はなかったので、
もしかしたら・・と予測はしていたものの
やはり探し当てたお目当ての宿は「え〜?ここ〜?」
思わざるを得ない、佇まいであった(^^;)

「駐車場は?」周囲を車でウロウロしながら探す。
「この宿の地下にそれらしきものがあるけれど・・違うよねえ」
「まさか!こんな狭くて低い所、入れられないよ」

結局、その「狭い地下」が駐車場だった。
ご安心を。宿の御主人が入れてくれます(^^;)
「なんかなあ・・」と思いながら
玄関を入って・・驚いた。

あれ!すごく落着いていてモダン和風な雰囲気。
洒落ていてセンスがいい、私達好み。
ついでながら、
迎えてくれた宿の女将さんも聡明そうな美人。
女優さんだか局アナの誰かに似てる。

外観とのあまりのギャップに
却って愉快になってしまった二人。
「面白いじゃん」と心の中でニンマリつぶやく。
玄関を入った正面にデンと構える
囲炉裏式テーブル。
囲炉裏の部分は丸太が渡してあって
蓋のようになっていた。
コジンマリしたロビーの一角にある「休み処」
この手前と奧の二ヶ所に「貸切風呂」がある。
客室は二階。
二人が案内されたのは「あさぎ」の間。
他に「もえぎ」「しおん」「べんがら」
それぞれの色のイメージに纏められているようだ。
部屋に入って思わず「へ〜・・いいじゃん」
何て言ったらいいんだろう・・洒落ている。
壁も畳も建具も年季の入ったモノだけど
(リニューアル直前だから当り前か)
全体に宿の主のセンスを感じる。
障子の色紙も完全にカミさん好み♪

広さは8畳、椅子セットのある板の間。
そして・・
玄関脇にもう一つ、3畳ほどの和室。
普通はただのエントランス部分になりそうだが
小物などで洒落た独立した空間になっている。
ダンさん、ここが気に入って
どうしてもこういう写真を撮ってくれと・・
冷蔵庫も上のコップ入れも
こんな風に部屋と違和感がないように工夫。

あ、冷蔵庫の中は自由に取り出せる形。
当然、フリースペースあり。

隣の床の間にある電話、クラシックな「黒電話」。
椅子セットが置いてある所にある洗面所。
清潔でタオルが数枚籠に入って置かれていた。
カミさん、セルフレポート・・と思ったら
ダンさんも顔を出した。

トイレとバスもセパレートタイプがついている。
セパレートもセパレート。
トイレは和式だった!
しかも床が昔風の丸い何色かのタイル。
カミさんはUPしたかったけれどダンさんのOKが出ず、断念。
まあ、どっちにしてもリニューアルで無くなってしまうでしょう。
これ、なんだと思う?
いわゆる「お着き菓子」
梅干し・佃煮・鮪の薫製菓子

急須は鉄瓶だった。珍しいね。
部屋に備え付けのコップと栓抜き。
こんなちょっとした小物にも宿の拘りがあるような気がしてUP。
いろいろ、本当にいろいろあってミンナ紹介したいくらい。
そうそう、これは窓の障子を開けた所。
こういう場所だから景観はないし
味気ないコンクリートのベランダになっている。

でもここにも
こうしてさり気なく大きな瓶(かめ)と古木が。
これだけでも随分、雰囲気が変わるよね。
宿の人の「遊びの精神」が好き。
ここは浴衣じゃなくて作務衣
二人で初めての作務衣姿の記念撮影。
じゃあ早速お風呂に入っちゃおうか。
お風呂は貸切風呂が二つ
空いていればいつでも自由。
4組に対して二つだから、待つという事はまずない。
入口の札が味を出している。
これは一階のトイレ(ウォシュレット)の案内札。
おかべのお風呂は二ヶ所とも伊香保温泉の
「白銀の湯」から引いている。
加水無しで循環。
源泉掛け流しが一番だけど、
これはそれぞれの宿の給湯事情があるから、
仕方ないと思う。

画像は小さい方の「石のお風呂」の脱衣場。
広くはないが清潔でここもセンス良く纏まっている。
タオルもたくさん用意されている。
石のお風呂。
入浴画像を載せないので大きさが判りづらいかな。
それほど大きくない。
二人で入るのにちょうどという所か。
こういう立地条件なので、景観は無し。
こっちはもう一つの「木のお風呂」
脱衣場にある飾りタンス。
中にタオルが沢山入っていた。
この脱衣場も純和風でとても洒落ている。
コッチの方がメインのお風呂のようだ。

木のお風呂・・こちらは大きさが判って貰えるかな。
こちらの方がお風呂も脱衣場も広い。
瓶の上の可愛い水槽には
小さな金魚が泳いでいた。
お風呂は貸切だし気持よかったけれど
なんせ、この旅で濃い温泉に入ってきたばかりなので、
二人にしてはアッサリした入り方にとどまった。

この宿に決めたワケは今回はどちらかというと、温泉じゃなくて食事かな。
食事の時間になると玄関正面にあった
囲炉裏のテーブルに案内された。
でも、玄関前のロビーだよ・・。
そう思っていたら・・
いつの間にか玄関との境に障子ができていて
広めの個室のようになっていた。

なるほどねえ・・
チェックインの時はロビー風にして広く見せ
食事の時は個室に早変わりか・・考えたなあ。
チェックインの時の囲炉裏の丸太が取り払われて
横に板が一枚。そして大きめの花瓶。

その花瓶を心理的な仕切にしてもう一組分の食事の用意も。
どうやらここで二組の客が食事をするようだ。
(当日は満室。あとの二組は別の食事処で)

最初はこんな感じで置かれていた。
小さくて判りづらいが、とにかく器の趣味が良くて楽しませて貰った。
ここの女将さんが好きであちらこちらで集めているそうな。

ここの料理は「おばんざい」がコンセプト。
「普段着の家庭料理」という感じだろうか。

確かに旅館然としたお決まりの料理でなく
どれも一工夫した家庭料理だった。
ただ、泊まってから少々日が経ってしまっているので
メニューの記憶がなくて紹介が満足にできない・・・
「美味しかった」だけじゃ駄目かな(^^;)
じゃあ、思い出せる範囲で・・

お刺身と煮物。
お刺身は、群馬なのに(?)新鮮だったことが印象的
量も結構あって楽しめた。


海老の揚げ物
カルパッチョ風酢の物
旬野菜の和え物


野菜サラダ
何かを海苔で巻いてあるのが
乗っていたんだけどんだけど記憶が・・

アルミホイル包みは
鯛の昆布締め
帆立とイクラ乗せ

天麩羅・
コシアブラ、フキの葉、海老など。

赤米のおにぎり。
お代わり自由。

おにぎりと一緒に出てきた汁物。
漬け物も有った気がする。

デザートのフルーツヨーグルト


ビールの他に注文した
「焼酎の飲み比べセット」

美味しいので別の種類の焼酎で
「飲み比べセット」再び

う〜〜ん
焼酎を二度も注文したので、食事をゆっくりするタイプだと思われたのかもしれない。
確かにそうなのだが・・その私達がみんな食べ終わって、おにぎりが出てくるまでかなりかなり時間が経って・・
「もしかしたら、飯物はないのかな」と思わせるくらい。(お品書きは無いので)
声をかけて、やっと持ってきてくれたけれど、もうちょっとタイミングを計って欲しかったな。
朝食は8時か8時半。
夕食とは別の部屋に通された。
ここは囲炉裏の部屋よりずっと広くて宴会場にもなりそうだ。

手作りのテーブルや仕切布など、ここでもセンスが光っていた。
朝食メニューも如何にも家庭の朝食といった感じ。
やはり器が洒落ていて、カミさんはとても嬉しい。
朝は3組がここ。
残り一組が囲炉裏の間での食事らしい。

昨夜も思ったがどういう風に分けてるのだろう。
個人的には、あの囲炉裏の間で他の客一組だけと
隣り合わせで食べるより
ここで、少し離れたテーブルで食べる方が気が楽。

もっともここもリニューアルに伴って
手が加えられるそうだから
どうなるかはお楽しみ。
お料理は楽しみにしていた思いを裏切らなかった。
量的にはさほど多くないけれど、家庭的で和む料理だった。

女将さんも忙しいだろうにカミさんのお喋りに付き合ってくれた。
今度のリニューアルに話が及ぶと女将さんは大変だと言いながら顔が弛む。
「大変ですね」と言わなきゃいけないのかもしれないが、カミさん思わず
「(計画が)楽しくってしょうがないでしょう!」っと。(カミさんも好きだからね)
女将さん「はい!もう、私が泊まりたいくらいの部屋になる予定なんですよ〜!」っと。
あらま、それは楽しみですね。
お値段はちょっと上がるって・・それは仕方ないですよね。
休前日も今は同額料金。さて、今度はどうなるのかな。
頼みますね、平日にはなかなか来れませんから・・
と女将さんに図々しく言っていたカミさんだけど
果たしてどうなるかな。

リニューアル後はますます人気が出て予約が取り辛くなるだろう。
ダンカミもまた是非・・と思う。
思うからこそ、ちょっとだけ「カミさんのオマケ話」
チェックアウトの時に
わざわざ御主人が広間にある
御主人自慢の焼酎コレクションを見せてくれた。
ダンさんも目がないと話していたから。
ここだけの話だけれど
ここでは巷で飲むとなかなかのお値段の
プレミアム焼酎も運が良ければ、
普通のお値段で飲ませて頂けるそうですよ。
美男美女のご夫婦が一所懸命、工夫とセンスで盛り立てている宿。
そんな印象を強く受けた。
まもなくリニューアルのために休館。そして新しい部屋が完成してのオープン。
ダンカミが気に入ったあの部屋も無くなってしまうけれど
あの随所に見られたセンスは、新しくなってもきっと活きるはず。
「私が泊まりたいくらいです」と嬉しそうに言った女将さんの弾んだ声が今も印象に残る。

宿のHPを見ると、まだリニューアル後の
部屋の公開も料金も出ていないのに、すでに満室の週末も。
リピーターの多い宿。これはますます今後が楽しみだ。
オマケ

初めての伊香保。
初めての石段。
ナカナカ風情があっていいもんですね。

伊香保、もっと寂れているかと思いきや
結構観光客で賑わっていて
温泉好きには嬉しかった。
頑張れ!温泉街!。
カミさんのオマケ話
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