小川村 小川の庄おやき村

信州の食べ物(特産)のひとつ「おやき」って聞いたことがありますか?
小麦粉を練った皮にいろいろな具(野菜、餡など)を入れて調理したものですが
もともとは昔、米食が食べられない時代の主食だったという話を聞いたことがあります。
作り方も地域、家庭によっていろいろ。蒸したり焼いたり、当然 食感や味も様々です。

その「おやき」のひとつが少し前から一躍有名になりました。
小川村という長野市と白馬村の間にある静かな山村で、地元のおばあさん達が作る「おやき」
これが長野オリンピックの選手村でも食された事で、今は全国的に有名になったようです。
今ではなんと年商9億!
今回は、このおやきを作っている「小川の庄」に初めて買いに行きました。

UPのつもりはなかったのですが、訪れてみたらチョット紹介したくなりました。
此処に行かれる人にアドバイスの気持ちも込めて。
連休だったせいか、県外ナンバーの車もたくさん停まっていて驚きましたが
行ってみたらそれも頷ける気がしました。小さな、小さな観光スポットです。

長野から白馬に向かう途中、小川村に入ると「小川の庄」の看板がみえます。
その看板に従って山道を上っていきます。
ものすご〜く狭い道をかなり登ります。車一台がやっとの道幅です。
後からわかったのですが、ここは原則「一方通行」にしているようです。
それを知らない二人は、対向車が来たらどうしようと、
ヒヤヒヤしながら登りました。
一番頂上まで登ると、そこに山小屋風の建物と竪穴式住居風の建物が見えます。
駐車場はまだ見あたりませんが慌ててはいけません。
「100メートル先に駐車場」と書いた小さな看板があります。

駐車場から見た景色。こんなに上まで登ってきたのです


「小川の庄」には靴を脱いで入ります。
私達が訪れた時は靴の量に圧倒。人気が伺われます。
広い畳敷きの部屋に炬燵が幾つも並んでいて、
目の前で打った手打ち蕎麦をそこでいただけます。
この蕎麦も名物らしいのですが、ダンさんが蕎麦アレルギーなので、ここはパス。

この先の渡り廊下を通り、竪穴式住居をかたどった棟へ向かいます。


そこは薄暗く天井の高い、まさに竪穴式住居。
その部屋の真ん中に大きな囲炉裏があって、
そこで村のおばあちゃんが目の前で
こねて作った「おやき」を焼いています。
周りに腰掛けて、
その焼きたてのおやきをいただきます。
おばあちゃんは、黙っておやきを焼いています。
時々、おやき作りをジッと見ている子供に
「おいしいかい?」と声をかけています。
私達も野沢菜のおやきを買って、
いろりの火を見ながらいただきます。
訪れた日は、秋晴れでどちらかと言えば
暑いくらいだったのに、
不思議と火の傍でもまったく暑く感じません。
却って、火の揺らめきで気持ちが落ち着くのです。
時々、おばあちゃんが火箸で、
囲炉裏の火を熾(おこ)します。
パチパチという音が静かな部屋に響きます。
こういう囲炉裏のある生活をした事はありませんが、
なぜか、とても懐かしく
故郷に帰ってきたような気持ちにさせられました。
あまり混んでいない平日に訪れて、
この火を見ながら、
ゆったりとした時間を過ごしたいと
心から思いました。
いつまでも居たかったけどそうもいきません。
そろそろ帰ろうかと腰をあげます。ごちそうさまでした。

帰りの道は上ってきた所とは別。ホッとしたら、あらあら看板にこんな文字が。
「前から車があります、前方注意」
なんで?一方通行じゃないの?


下りの道  車からパチリ

この道で対向車!?
降りる道をみると、上ってきた道以上の、
すれ違いなんか絶対に無理なくらいの細い道。
ドキドキハラハラしながら、下ってきました。
幸い、対向車もなく無事生還。
懲り懲りと言えば懲り懲りだけど、
あのおばあさん達と囲炉裏の火を思い出すと
また行きたくなる二人です。
でも、平日にカミさんが自分で運転をして、あの道を通ることを、
ダンさんはまだ許可していません
(2002年10月中旬)
トップへ お店データ
  住所 : 長野県上水内郡小川村高府2876   電話 : 026-269-3760
  営業時間 : 9:00〜17:30(冬期は〜17:00)
  定休日 : 月曜(祝日の場合は営業)
  交通手段 : JR長野駅から大町・高府方面行きバスで40分、
         夏和下車、タクシーで7分
メニュー
  縄文おやき   140円
  焼きおやき  155円
  ざるそば    650円
  田舎懐石   2,000円 (要予約)