茶 寮  中 吉(なかきち)

温泉やデートスポットを紹介してきましたが、
随分前から二人が実際に訪れて気に入った「食べ処」も紹介してみたいと思っていました。
上山田温泉の「おしぼりうどんの店・古波玖」はその予行練習だったかな。

今回は第一弾、前からいつか行きたいと思っていた
小諸市(小諸なる古城のほとり・・島崎藤村で有名な地)の「中吉」です。
金・土・日だけの営業。それも11時から15時まで(17時からは要予約)
その限られた中で果たしてどんな「時(とき)」を過ごす事ができるでしょう。

カミさんの退院後、初めてのお食事デート。写真、必然的に少し多目です(*^_^*)
小諸の町中・・といっても
狭い坂道の途中にひっそりと「中吉」はあります。
初めて行くときは地図を片手でないとちょっと難しい。
「中吉」のある通りに入っても、
もしも写真のような藍染めの暖簾がなかったら
通り過ぎてしまいそうな・・そんな普通の家の構えです。
すぐ横の駐車場に車を停めて
カミさんの後にある階段を上がって店に入ります。
階段を上がると目に飛び込んでくる光景です。
何処にでもある(あった)普通の日本の家・・
でも今はとても懐かしい「縁側」があります。
ここが「中吉」の入り口です。
「こんにちわ〜!ちょっと上がっていい〜?」なんて
声を掛けたくなるような雰囲気。

でも、その前に作務衣姿の素敵な青年が
「いらっしゃい」と声を掛けてくれました。
写真左が二人が上がってきた階段位置。
中庭の踏み石を渡って縁側に上がらせて貰います。
スノコで靴を脱いで、緋毛氈を被せた石を踏み台に。
カミさんは普段、ほとんど素足なので、
持参した靴下を、ここで履かせて貰いました。
店内です。左側が縁側。
二間続きの和室を客室にして、
藍染めのテーブルクロスを掛けた座卓が
ひとつ・・ふたつ・・全部で5卓。
ガラス戸などの木の建具・・欄間・・高い天井・・
なぜか懐かしさが一杯で、
他に客のいないのを良いことに、
しばらくあちらこちら、二人で魅入ってしまいました。
なぜ、こんなに懐かしい?
ここは昔「紙問屋」だった、築100年以上も経つ家屋を
そのまま利用しているのです。

冷房などありません。
開け放した廊下から、優しい風が流れます。
流れてきたものがもう1つ・・
かすかに聞こえる、
ジャズピアノの音色。
廊下に「芳名録」があったので、一応署名。
カミさんの前の建具、一部新しいものですが、
今まであったものとデザインを同じにして調和をしています。
鍵が・・なんていう名前でしたっけ?
ネジ穴みたいな所に差し込んで回して締めるの・・昔はみんなそうでしたよね。
子供の頃は、こういう鍵だったね。ダンさんと二人で「懐かしいね。」

廊下の突き当たりには大きな花器に季節の花。

左に少し写っているのがトイレの引き戸です。
中は撮さなかったけれど、ノスタルジック・・
訪れた際は、必要がなくても是非覗いてくださいね。

さて、いよいよお待ちかねのお食事。
二人で「おまかせ中吉膳」をお願いしました。
税込み2300円。別に特製のコーヒー300円。
ダンさんからのささやかな「復帰祝い」です。

最初に出された品
岩魚の笹包み焼き、餅米を使った鰻料理、サラダ、お吸い物

後から出されたアツアツのせいろ蒸し

最後に出された冷ウドンと特製くるみだれ
その日の食材によって内容は多少変わるようですが、
女将さんの創作料理、どれも手も心も掛けた逸品でした。
給仕をして下さったのはさっきの作務衣姿の・・息子さんでしょうか。
「とても美味しいです」と言ったら、
嬉しそうな笑顔を見せてくれました。

食後のコーヒーは息子さんが丁寧に淹れてくれた中吉特製コーヒー。
「食後なので濃いめに淹れておきました。」と言葉を添えて。
そう、ここは食事でなくコーヒーやケーキ(手作り)だけでも勿論OK!
そういう時は、コーヒーの濃さを変えてくれるのでしょうか。

それもまた、楽しみです。
ゆったりとした時間の流れのなかで、ゆっくりとお食事をしました。
もうお腹も心も大満足。
いつまでも、この雰囲気に浸っていたい気持ちを抑えて、そろそろ帰るとしましょう。
見送りをしてくれたのは、女将さん。
にこやかで穏やかで・・
帰る前に中庭で少しお話しした事が、とても素敵な想い出になりました。
女将さんのお店に対する愛情や、
これからの意気込みが静かに感じられて嬉しくなりました。
HPに載せる事を快諾してくださってありがとう。
また、是非、寄らせていただきますね。
きょうは、ごちそうさま

女将さんと記念撮影

余は満足じゃ〜の表情のカミさん
あ、自分達ばかりお腹一杯ではいけませんね。
アクセスなど、詳しい事は息子さんが制作中のHPをどうぞ!

オマケ  ひさかたのツーショット
女将さん、ありがとう!
15年7月中旬訪問)
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