葛温泉 仙人閣
1月中旬
入浴のみ600円
11:00〜20:00
数年前、長野オリンピックが開催された事で、信州の交通網は飛躍的に発達した。
陸の孤島と言われて、何処へ行くにも、野超え山超えの感があった信州。
新幹線、高速道路と、ようやく他県とのパイプが揃った思いがした。

外との連絡だけでなく、県内の移動も
“オリンピック道路”と称する代物の出現で
今まで、「は〜るか彼方の山向こう」だった所も
「ちょっと、そこまで」 の“御近所”になった。
大町、白馬、黒部もそんな場所。

あの、白馬ジャンプ台まで、長野駅からひとっ飛びの道路が出来たお陰で、
白馬・大町方面はふらっと行くドライブコースになった。

大町葛温泉もそういう訳で、私達の温泉リストに加わったひとつ。
真冬の大町は雪深い所。
でも、葛温泉への道路が広くてほぼ真っ直ぐなのは
秋に行って調査済み。
こんな時期は近くの山の上の温泉より
却って大町まで走るほうが楽かもと思い
冬の週末、温泉グッズを片手に
葛温泉へと向かった。

大正解。道はきれいに除雪されていて、
なんの問題もない。
両側にはうずたかく雪が積まれているが
それでも、想像した程ではない。
今年は雪が少なかったのかな。

真っ直ぐな道を走りながら、目の前に広がる
山の景色にシャッターを切る。
曇っているので、うまく撮れないかも。
晴れていたら見事だろうなあ。

突然、道が行き止まり。
実は、この道、ずっとむこうの黒部まで
続いているのだが、今はここまでしか行かれない。
春まで、冬季閉鎖なのだ。
従って、除雪してないので、こんな状態。
野っ原にしか見えないけど、この下に
国道とガードレールが埋まっているんだよ。
本当はこんなに雪が深いんだ・・。
改めて、除雪してくれる人(お役所?)に感謝。







ここを、左折して葛温泉へと向かう。
葛温泉のために除雪してくれてるんですかね
仙人閣は葛温泉の3軒の宿のウチの一軒です。
日本の秘湯を守る会の宿。
周囲はやっぱり雪が多いが雪かきしてあって
タウン・シューズでも問題なし。
でも、駐車場も結構広いし、
これだけの所を雪かきするって大変。
いつも、フロントで御主人しか見かけないけど
従業員は多いのかな。
それとも、雪かき専門の人をアルバイトで
雇うのかな・・余計な事を心配しながら、中へ。
男女別内湯の向こうに混浴露天。
それとは別に
女性用内湯からいかれる女性専用露天もある。
おおかたの温泉と同じく、ここも混浴の方が
見晴らしも大きさも断然いい。
混浴といっても、半分位、竹塀の仕切りがあって
しかも、残り半分も湯中に岩が並んでいるので
心理的には男女別。
女性用内湯と露天の間の全面ガラスは、ついたてが
あって、一応目隠しになるが、それでも女性内湯で
人の動くのはわかる。
女性露天と混浴との境も岩なので、いまいち危うい。

で、他に女性がいるときに、一緒に入ろうと思えば
必然的に女性が男性側に移る形になる。
これが、けっこう気分的にも大変で、
境の結構大きな岩をヨッコイショと跨ぐか、
乗るかして移動しなくてはならない。

この日も、私達の他に御夫婦がいて、
初めのうちはためらっていたようだが、
私達(カミさんはこっちに移って来た)が、
気を利かせて、背中を向けて移動しながら
ドウゾ、と言うと御主人が
すいません、と言って奥さんを迎えに行き
手を添えてこちらに誘導。
こういう場面で、夫は妻を
いかにガードしながらリードできるかで
優しさや頼もしさを認識できるんだなと、
カミさん、ひとりで思って、ひとりで納得。

 塀の陰にカミさんが待機





私達は人が少し入ってきたので、
動き回るのをやめて
男性側の露天入り口近くで
ならんでゆっくり湯に浸りながら
目の前の雪景色を堪能。
チラホラと雪も舞ってきて、気分は最高。
さっきの御夫婦は、先端のほうで、半身浴。

ふとカミさん、気がついた。
さっきの奥さん、バスタオルの端にゴムをつけて
自家製の湯浴み着みたいなの、着てる。
私達より、ずっと用意周到で慣れているみたい。
前にも、一緒になった年配の御夫婦で
あちこち温泉に行っているという方が、
やっぱりこういうタオルを身につけてたっけ。
(その方は、シャワーキャップまで自家製だった)
今日の自分のいでたちは
フェイス・タオルだけれど
ああいうのも欲しいかな・・と 
チラッ、チラッと観察してしまう
カミさんなのでありました。
    
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