はやま温泉 コッヘル磐梯
                17年10月中旬
平日ひとり10800円(税別)
3泊4日の福島の旅、2泊目はペンションでございます。
だいぶこの手の宿にも免疫効果が現れてきたダンさん。
ペンションという文字に拒否反応も出なくなったので
カミさんとしては宿泊候補の宿探しが楽になったというもの。
そうは言っても一応名前の中に「ペンション」という文字がなく
しかもラブリ〜路線の名前(?)の宿を選ばなかったのは
ひとえにカミさんのダンさんへの大きな愛・・んなワケないか(^_^;)
「源泉100%かけ流し」
「食事ヨサゲ」
「24時間貸切り温泉ヨサゲ」
「部屋にトイレ付き」

こんな条件で探したら・・見つかったのがこのペンションだった。
今宵のお宿は はやま温泉「コッヘル磐梯」。
宿の駐車場に着いたのが2時30分
3時がチェックインだけど、許容範囲と思い
入っていこうと思ったが
通路を塞ぐように、この宿の飼い犬が座ってこちらを見ている。
カミさん、いつもなら「アラ、可愛い」と手を出すところだが
今回はちょっと怯んだ。
犬が・・犬の目つきが完璧に「番犬」の目つきになっている。
しかもちょっと近づくとヤタラに吠える。
オマケに繋がれているロープはかなり長い。

「これは近づかない方がいいかも・・」
「これだけ吠えてるから宿の人も、きっと気が付くよね」


だが、一向に窓も玄関も開く様子無し。
それじゃあ・・と電話を掛けることにする・・2時40分。
「コッヘル磐梯です」
「きょう、お世話になる○○ですが」
「あ、どうも〜」
「今、もう駐車場に居るんですよ」
「え?あらそうですか!じゃあすぐ帰ります。今、出先なもんで」
「え?え?」


3時5分前。
宿のオーナー一家の車、到着。
さっきまで怖い番犬だったワンちゃん。
途端に「我家の一員」に大変身。
鋭い目が丸くなって
緊張してた耳まで柔らかくなって尻尾はちぎれんばかり。

ダンカミを見る表情も
「何しに来た!これ以上近づくと責任は持てねえ」
から
「ようこそ♪いらっしゃあ〜〜い♪」に一変。
自分の役割を忠実に守る賢いワンちゃんなのね〜(^_^;)

留守と知らず、玄関まで行こうとしないで良かった〜〜・・
泥棒と間違えられて、とんだ目に合ったかも。

時計の長針が真上を指して、
「3時のチェックインの時間です」と玄関が開く。

う〜〜ん・・ワンちゃんも真面目だけど
ここのオーナー夫妻もかなり真面目そうかも・・

でも、せめて30分前にはいた方が・・
ま、早く来た私たちが悪いんですけどね。
チェックイン時間は守りましょう(^_^;)
小さなハプニングがあって
思わず書いてしまったエピソードだけれど
普段はこんな事はないと思うのでご安心を。
ただし、ワンちゃんの目つきだけには気をつけてください(笑)

さて、チェックイン。
玄関には今宵の宿泊客分のスリッパが整然と並んでいる。
今日は12人ほど宿泊客が居るようだ。
玄関から館内を見る。
右側の階段は食堂への上り階段。。

正面の階段は二階の宿泊棟。
真面目そうなオーナー奥様に案内されて上がる。
どこも掃除がキチンと行き届いて綺麗。
二階に上がり、さらに左手(画像では正面)にある
数段の階段をあがると部屋への入り口。
なぜかこの部屋だけが他の部屋と独立した形になっていて
ダンカミ、おおいに気に入る。
ドアを開けるとシンプルな洋間。
左側を見るとツインベット。
ラブリーでなく、シック。
右側は籐製の椅子・テーブルとテレビ。
それに、ビジネスサイズだけれどバストイレも付いている。
最近はペンションでも
バストイレ付きの客室を用意する所も増えてきて
できたらトイレだけは欲しい二人には有り難い。
この部屋と反対側の廊下。他の客室ドアが並ぶ。
ここもピカピカと磨かれて清潔。


廊下画像の右側の
へこんだ部分に共有のトイレと洗面台がある。
水回りもいたって清潔。
さらにその奧に独立した空間があり
大きな鏡とドライヤーが置かれている。
ドレッサールームかな。
そう言えば、部屋にシャンプー・リンスはあったけれど
ドライヤーは置いてなかったっけ。
お風呂は二ヶ所あって、
どちらも空いていれば24時間いつでも貸切できる。
どちらも源泉掛け流しのお風呂なのだけれど
ひとつは内湯と露天風呂の両方が備わった
貸切りとしたら贅沢すぎるお風呂。
もう一ヶ所は小さくはないけど、内湯のみ。

なにせ露天付きのお風呂が良すぎるから人気がそっちばかりに集まって・・
ちょっと競争率が高くて、それが難と言えば難だったかな。
ダンカミも小さい方には、一度入ったきり。
ヒタスラ順番を待って大きな方にばかり入った。
30分というのが原則らしい。
その人気のあったお風呂。
内湯から露天風呂を見る。
ダンさんも露天からこっちを見ている。
こちらの画像は
露天風呂から内湯を見たところ。
カランもシャワーも幾つあったかな。
とても貸切り風呂だなんて思えないでしょ。
以前は貸切りじゃなくて時間制で男女別だったのかな。
ペンションならそれでも充分な広さ。
でもお客のニーズに応えての
貸切り風呂への転換だったとしたら立派。
気温がダイブ低くなっているので
保温のためのシートが掛かっている。

取りはらうのは勿論ダンさんの役目。
「こら〜〜!撮るな!」
ダンさんが仕事をしているのに
カミさんは遊んでいます。
こんなに大きなお風呂に二人だけは勿体ないくらい。
ダンさんもおおいに気に入って
「いいねえ」を繰り返す。
この露天のくつろぎ感はなかなかのもの。
カミさんはネットで調べて決めたのだけれど
ダンさんが満足してるようで嬉しい。
それになんだかこの温泉、
やたらに肌がツルツルしてくるのは気のせい?
気のせいでもそれが嬉しい。
残念だったのは30分という貸切り時間。
脱衣の時間を含めると短すぎると思う。
今回の宿泊客の中に
お年寄りや、ちょっと身体の御不自由な方がいたけれど
あの方達はさぞかし時間を守るのが大変だったかな。
宿泊客の少ない時期には臨機応変だとは思うけど。
(ただ、ここのオーナー、生真面目だからなあ)

せめて45分くらいにして、予約制にでもしてくれたら
入ってる方も待つ方も気楽なのにな。


時計を気にしながらの記念写真。
また後で入ろうね。
もう一つのお風呂の画像はほぼ全滅。
かろうじて大きさがわかる画像がこれ。
決して小さくはないけれど、
やはりもう一方のお風呂と比べると・・ね。
せめてもっと開放感があったらねえ。

でも源泉掛け流しの温泉。贅沢です。
入浴中、肌の表面が滑らかになって
さすが源泉掛け流しの温泉の効力!
と思っていたら
こんなプレートがあった。
「世に「美人の湯」といわれるのがこの温泉です。
我が国に、数多くの温泉(塩化物泉)がある中で
「美人の湯」と云える所は、
これまでに3ヶ所しかありませんでした。
当、葉山温泉が、
この度4番目の炭酸水素塩温泉である事が
科学的に証明されました。(後略)」
.
へ〜〜・・なるほど^〜・・
三大美人の湯【 「川中温泉(群馬県).龍神温泉(和歌山県).湯の川温泉(島根県)】
っていうのは聞いたことがあったけど、これで「四大美人の湯」になったわけ?
三大美人の湯にはどれも入ったことないのだけれど
やっとこれで「美人の湯」に入ったことになるわけか・・
で、効果の程は如何でしょう。(カミさん、ダンさんに向かってニッと笑う)
え?美人の湯に入ったからって、美形になるという意味ではない?
そんな事、判ってます!そんな事、聞いてません!!
美人の湯で、肌も喜んだ所で食事です。
7時になったら、食事室にいらしてくださいと言われ
少し前に一階リビング付近に行く。
食事室へのガラス扉があり、まだ鍵が閉まっている。
中で女将さんが忙しそうに準備しているのが見える。
左の画像はガラス扉の前のディスプレー。
ちょっとしたスペースを手作り品で飾り
オーナーのセンスを発揮するのは、ペンションならでは。
7時きっかり。厳かに(?)扉が開く。
食事室は椅子とテーブルの他、
一角に大きな囲炉裏のある堀コタツ式の大テーブルがあり、
夕食はそこでするのが原則らしい。
ただ、今夜の宿泊客の中の一組は
テーブルを希望して、少し離れた窓際のテーブルに急遽移る。
他の宿泊客は「お好きな席でどうぞ」の声に
囲炉裏のテーブルの席に付く。
ダンカミは互いに顔を見ながら食事したいので、奧の角に座る。
囲炉裏では岩魚。
串に刺して並べてある。
ん?飾りじゃないよねえ・・本物だ。

最初に並べられてあったもの。
器が洒落ているし、盛りつけも上品で目に楽しい。
女将さんがそれぞれの席で
飲み物を聞いて廻る。
うちは勿論「とりあえずビール」
他の客もそれぞれにお酒を注文している。
そうだよね、この囲炉裏を囲んでいると
居酒屋にいるような気分で、飲まなきゃ勿体ない気がしてくるよね。
(・・・な〜んて書いては見たものの、
良く考えたらダンカミはどんなシチュエーションでも
飲まなきゃ勿体ないと思う人種でした)
オードブル
ふろふき芋。枝豆。薄切りローストビーフ。
それから・・黄色のはチーズだったんだけど
よく憶えていない。
玉コンニャクと
厚揚げの味噌田楽。
菊の酢の物と
コンニャクなどの白和え。

しっかり味の染みこんだ玉コンニャクは
数年前、「山寺」に行ったときに参道で
食べたことを思い出して懐かしかった。
ストロボ焚かなかったらこんな具合。
角皿は漬け物だとわかるが・・上の小鉢はなんだっけ?
記憶ナシ。
映りが悪いけど、上品な味だった茶碗蒸し。
実は前日泊った宿でもやっぱり茶碗蒸しが出たので
つい比べてしまう。
ダンカミ的にはこちらの方が
オリジナルな味がしたような気がして一票。
たった今揚げたばかりの
「納豆の天ぷら」
ダンカミ家でもよく登場する一品だけど
これ、美味しいんです。
納豆嫌いなかたも一度是非。
一人前二つか・・
物足りないくらいがちょうどいいんでしょうね。
豚の角煮。
薄味で上品だけれど
コトコトと時間を掛けた柔らかさ。
待ってました!
囲炉裏で焼いた岩魚のアツアツが登場。
二度焼きしてあるから骨まで食べられますって♪

もともと歯の丈夫なカミさんは頭から。
歯に自信のないダンさんもコワゴワ・・
でも、みんな食べちゃった。
お味噌汁と御飯。
茶碗の蓋を開けたとき、
あまりの御飯のお上品さに密かに仰天した(笑)
それまでの「おかず」がそれほど
「満腹でもう入らない」という量じゃなかったので
余計に仰天しかのかも。

今思うとお代わりが絶対できたはずだけど
できたら女将さん、
ヒトコト言って欲しかったかも・・
お待ちかね。
デザート代わりの「新蕎麦」
女将さんが厳かに
「これからデザートの新蕎麦をお出しします。
お食べになる方の人数分しか打ちませんので・・」と
人数を確認。
蕎麦アレルギーのダンさんは勿論、パス。
だけど、出てきたお蕎麦は、それは美味しくて
しかも量はすこぶるお上品だったので

カミさんは
「ダンさんの分も貰えば良かった」と大後悔。
いっつもそういう後悔ばっかり。
学習能力に欠けるカミさん。
隣の席の熟年のご夫婦も盛んに料理の写真など撮っている。
ん?HPの管理人かな(笑)
お互いにツーショットを撮り合う。

ペンションの夕食としては一風変わった「創作料理」
味も量も上品で、たくさん食べてお腹をパンパンにしたい人向きではない。
でも居酒屋に行った気分で美味しいおつまみを口に入れながら
親しい人と語り合う・・そんな時間の過ごし方ができる。
そして、待っているのは帰りの終電車でもタクシーでもなく
フカフカベッドと暖かい貸切り温泉・・・

あ、そうだ!早く大きい方の貸切りに行かなくちゃ。
食後ノンビリ知れたら誰かに先を越されちゃうよ。

(お〜い、食後すぐ、しかも飲んだ後に入るのは如何なものですか〜・・)
朝食は7時40分から・
この「40分」というのも可笑しい。
女将さんが昨夜、食事室を出るときにそう言ったのだ。
30分でもなし、8時ちょうどでもナシ。
なにか理由があるのかもしれないが
聞くほどのこともない。

7時40分きっかり。
食事室に行く。
朝は部屋毎にテーブルが決められていた。
朝食はオーソドックスなペンションの洋食。
でも嬉しかったのはパンとコーヒー。
どちらも「お代わり自由」だったこと。
特にカミさんはコーヒーが出ただけでも嬉しかったのに
「お代わりできますので」と言われたときは
顔がほころんでしまった。
朝のコーヒーはカミさんにとって大切なのです。
お風呂も食事も部屋も、みんな満足して
滞在中、事ある毎に「これで一万円ちょっと、なんて安いでしょう」と
ここを探したカミさんは大得意になっていた。

しかし、チェックアウトの時間が近づいてくるうちに、なんだかちょっと心配になってきた。
「私たち、もしかしたら一万円じゃない部屋に泊ったかも。
だって他の部屋と離れてたし・・バストイレもあったし」
そんなバカな勘違いはしないはずと思いながら、ちょっと不安。
ま、それだけ良かったって事なんだけど。
でもダンさんは平気な顔。
「いいよ、違っていたって構わないよ。もしも一万円だったら安すぎるくらいだもの。」
そうねえ、そうだよねえ。

結局、カミさんの心配は無駄に終わり
税抜きだけど@10800円。
とてもお得感のあるペンションでした。

あの貸切り露天風呂ににもっと待たずに入れたら言うことなかったんだけどな。
ここに・・そうだなあ、1組じゃ寂しいから、2組か3組しか居ないときに泊まれたら最高かな。
ペンションの玄関先と看板の前で記念撮影。
お世話になりました。
小綺麗で洒落たペンションを後にして
ダンカミは、またまたdeepな温泉目指して、次の目的地へ!
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