作並温泉 岩松旅館

14年9月下旬
一泊2食  12,000円(平日)税別
この時期の仙台行きは、だいぶ前から決まっていた。
仙台の大学に通う娘が、夏休みを終えて戻る時、車で送っていく事になっていたから。
折角仙台まで走るのだもの。温泉に行かない手はないよね?

始めはあまり大規模な旅館は敬遠していたが、お目当てだった小規模旅館が満室だった事と、
HPの温泉画像が良くて気になっていた此処にきめた。「鷹泉閣岩松旅館」

仙台市内から車で30分ほどの作並温泉にある部屋数102の老舗大型旅館。当然、団体客もいるだろう。
でも、娘の所から近いのと、24時間入浴可能な混浴露天風呂もあるので、それでじゅうぶん。
多くを期待しなかったのが幸いしたか、結果としてはとても良い時間を過ごせた。
簡単に部屋と食事の紹介をしてから、メインの温泉に話を持っていこう。

旅館の正面玄関部分

部屋はエントランス部分が3畳以上。10畳の和室に4畳ほどの窓側廊下。
バス・トイレはユニットバスだけれど、落ち着いた脱衣場が付いている。
道路側の部屋では無かったせいか、窓からは緑がよく見えて気持ちいい。
国道に面した旅館で、交通量も多かったが、音は気にならなかった。
道路側の部屋だったら果たしてどうかな?
我々みたいな無頓着な二人なら、あまり問題ないかも。

冷蔵庫は何も入っていなくて、自動販売機で自分で買ってきて保冷する仕組み。
その販売機のビールや飲み物の値段が、街の自販機と変わらなくて、
飲んべえの二人には嬉しかったなあ。


窓からの景色はご覧のとおり。いいでしょう。

部屋の窓からの景色
夕食は部屋食。朝食はバイキング。

夕食も朝食も大型旅館だから、期待していなかったんだけど、結構良かった。
夕食は時間をこちらで指定した通りに運んで来て、一品一品丁寧に紹介。
(せっかく説明してくれても、二人ともあまり記憶にないけど・・ごめん)
私達は何度も部屋に出入りされるのは好まないので、一度に皆、揃えて貰ったが
フルーツとご飯のお櫃もこちらの都合に合わせて後からでも持ってきて貰える。
食事が終わったらこちらから連絡すればいいのでユックリ過ごせる。ビールで乾杯。
時間をかけて夕食を楽しんだ。

夕 食
朝食のバイキングは、7時からという事でその時間に行ったら、凄い混みよう。
うわ〜っとイヤになって出直そうとも思ったけれど、あとの都合もあるので、
仕方なく入っていった。ところが、意外や意外。
和洋中華かなりの種類があり
しかも切らさないように絶えず補充。勿論暖かなものは暖かい。
従業員の気配りもあって、あれだけ大勢の人がいたのに
何も待たずにじゅうぶん時間をかけて食事ができた。
私達的にはこんなバイキングも悪くないなあ・・と再認識。
第一、朝、熱い珈琲が好きなだけ飲めるのはいい。
(カミさんは何処へ行っても珈琲、珈琲と騒ぐ)
ダンさんは主食にパン、ご飯、山菜がゆを食べる。おかずもじゅうぶん。
飲み物は珈琲、牛乳、お茶を。生ジュースまでは飲みきれなかった。
朝からこんなに食べたのは二人とも久しぶり。
もっとも朝4時半に起きて、露天風呂でゆっくりしたせいもあるかもね。


そして、話はメインのお風呂。なんせこのためだけにこの旅館を選んだのだから。

チェックインが3時なのでギリギリに旅館入りし、仲居さんの挨拶、説明を聞くとすぐ
お目当ての露天風呂へ直行。いつも、まず露天風呂に入る。
まだ他の客がチェックインする前にゆっくりしようという魂胆だ。
渓流露天風呂は地下2階より下に位置するため、
まず専用エレベーターで地下2階まで降りる。
そこから長い階段を降りて行くのだが、途中に休憩室(湯飲み処)がある上、
急な階段ではないのでさほど苦にはならなかった。
行くまでに期待感がふくらんで却っていい。
ただし、やはりお歳のかたは少々キツイかな?
階段途中には女性専用の「清流風呂・香華の湯」も あり、ここも非常に良かった。

露天風呂への階段
突き当たりに見えるは休み処
ここからまだ先がある

脱衣場(男性)
ロッカーはないが、部屋の鍵はフロントに預ける仕組み
勿論、24時間フロントは常駐
渓流露天風呂は雰囲気が思った通り最高だった。
思わず二人で「わあ!」「わぁお!」
パンフでは渓流側のネットは無かったが、安全対策かな。落ちる輩がいるのかな。
男性がひとり入っているだけで、思ったとおりユックリ楽しめそう。
別々の更衣室で着替えてさっそく露天風呂へ。
露天と言っても、木造のシッカリした屋根がついているので天候に関係なく楽しめそう。
また女性専用時間が夜と朝に2回あるので、混浴の苦手な人も安心して入れる。
湯船がいくつもあり、その点も他人と別々に入りやすくて良い。

脱衣場から出て露天風呂へ

露天風呂 渓流側

露天風呂 山側
二人が移動しながら一番奥の、影になる湯船でゆっくりしていると
やがて熟年のご夫婦がたや、数人の男女の(熟年)グループが露天風呂に入ってきて
だいぶ賑やかになった。
と、ひとりの男性が奧の二人の所に入ってきて、ご一緒に。
カメラを見て、ツーショットの写真を撮ってくださるというので、ちょっと慌てたが
あまりに申し出が自然なのでお願いした。
実は、バスタオルを使っていなかったのだが
向うさんは全然気にかけてない様子。。
それもそのはず。お連れの方達も他の女性の方々も非常におおらかな(?)出で立ち。
カミさんは、移動の時はバスタオルを使用したが、それとて申し訳ない気分。
年齢の関係もあるのかもしれないけれど、ちょっと真似はできそうもない。
でも、この旅館がこう・・というのでは決してなく、
その時のお客さん達がたまたま・・それだけの事。
皆さん、温泉にとても慣れているようで、決して不自然じゃなかった。
ダンさん、出る時、涼んでいる人達の真ん中を
堂々と「ごめんなすって」と言いながらすり抜ける。
渓流側の一番大きな浴槽
 
一番奥の露天風呂
ここだけ影になっている
露天風呂を出て、着替えてから階段を上がろうとしたら・・
ドヤドヤと団体客らしい、威勢のいい男性陣が降りてきた。
「やっべ〜。混浴だぁ」何がヤバイのだか・・。
良かったぁ、一緒にならなくて・・私達、いっつもタイミングがいいと思わない?
そう目配せしながら、ふたりで胸をなでおろす。
そんな思いをするなら、カミさんは女性時間帯に入ればいいって?
そうなのだけど・・別々に入るだけでは、どうしてもつまらない。
折角二人で温泉に行くのだから一度は一緒に入りたい。
これが我々流の温泉めぐりかな?
香華の湯の脱衣場(夜)
香華の湯 
この旅館には、他にも女性専用の「清流風呂・香華の湯」
それに男女別の大浴場「不二の湯」もあり、
どれもゆったりして清潔。景色も良く気持ち良かった。
二人が泊った日、ちょうど、地元会社の大きなイベント宿泊が入っていたようで
館内は結構人がいた。にもかかわらず、イヤな思いは一切なかったし
人の数の割りには「混雑」している感じがなかった。
これは、客のマナーも勿論、ひとつには旅館の対応の仕方が関係しているのか。
そうそう、この旅館の申し込みは、ネットで旅行会社を通じてしたのだけれど
備考欄に「蕎麦アレルギー」の事を書いておいたら、チェックインの時に確認があり
食事も枕も、ちゃーんと蕎麦をはずしてくれた
(宿泊記の「小斉の湯」「草津ホテル」の「カミさんのオマケ話」で書いたが
ダンさんが信州人のクセに蕎麦アレルギーなのだ)

それに、露天風呂の女性専用時間帯には
エレベーターで降りた所に女性がにこやかに出迎えてくれる。
ダンさんが方向音痴の私のために、ここまで送ってくれたのだけど
ここから先は男子禁制。
この女性は、さりげない「見張り」なのです。。

大型旅館も選び方を間違えなければ
ホテルの良さと温泉旅館の良さを両方味わえるかもしれない。
個人的な好みだけど、ここなら誰を誘っても(温泉宿に慣れてない人でも)
大丈夫だな、という印象を受けた。
現にダンさん、帰って来てから娘に電話をして「今度行こう」と誘ってた。

カミさん、しっかり釘をさす。
「娘と行ったら、私達が入るのは女性時間帯ですからね!」
おまけ
青葉城趾から見た仙台市内と伊達政宗像の前での記念写真
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岩松旅館
宮城県仙台市青葉区作並字元木16番地
    TEL 022-395-2211