茶処 浅葉野庵
北信濃飯山の小菅地区という山里に、この「浅葉野庵」はひっそりとあります。
すぐ隣には小菅神社奥社に続く杉並木、歩いて数分のところには小菅神社里宮があります。
どちらも映画「阿弥陀堂だより」でロケ地として使われたところです。
雪深いこの地・・
積雪のために11月下旬から4月の中旬は店はお休みです。
こんな「浅葉野庵」・・秋も深まったある日、北信濃散策の途中で立ち寄って見ました。
駐車場はありますが、私たちは周辺散策もしたかったので、
少し坂道を下った所にある村の駐車場に車を止めて、歩きました。
と、いってもわずか数分・・浅葉野庵が見えてきました。
紅葉の始まった山を背景に、小さな門が私たちを迎えてくれます。
門をくぐるとなだらかな階段があって
その先に平屋の建物があります。
周囲の木々と自然に馴染んでしまう、
純和風の落ち着いた佇まいです。
門にあったのと同じ、若草色の暖簾をくぐり
引き戸を開けてお邪魔します。
私たちが店内に入ってすぐに
もう一組の御夫婦が入ってきました。
店内は椅子のテーブルが4席と畳のテーブルが4席。

自然を大事にしながらも手入れの行き届いた庭を
食事をしながら見られるようにどこも窓が広く取ってあります。
また、裏庭に通じる扉もあって、そこから出て庭を見たりすることもできます。
トイレも裏庭にあります。

私たちが訪れた日は昼食時間に予約が入っているらしく、
テーブル席2つを除いて、他の席はお盆や箸の用意がされていました。
後から来た御夫婦と私たち、
ちょうど空いているテーブルに着くことができてラッキー。

テーブル席側は一面ガラス窓で
庭が一望できます。

二人が座った席から庭を見ます
少し経って、3人連れの客がやってきました。
満席だと知ると、残念そうに門の方に歩いていきます。
すると、店の女性が後を追っていって何か話しています。
と、その3人はお店の人と一緒にニコニコと戻ってきました。

「すいませんねえ、よろしいんですか?」とお客さん。
「折角遠くから山の中に来ていただいたんですから」と店の人。
そういうと、お盆のおいてあるテーブル席をひとつ空けました。
どうやら、予約は団体さんらしく、少しずつ席をズラして都合をつけたようです。

3人のお客さんも嬉しそうでしたが、
そんな光景をみていた私たちも
なんだか、ほんのり嬉しくなってしまいました。
メニューを見て注文します。
他のお客さん達はみんな申し合わせたように
「温かいきのこそば」
カミさんもそうしたかったけれど、
お蕎麦の食べられないダンさんなので
昼食は別のところで食べる事になっています。
で、選んだのは「あんみつ」
ダンさんは珈琲と「おやき」

そうそう、もう一組の御夫婦は常連さんらしく
「山菜強飯(おこわ)」は今日はないの?
なんて聞いていましたっけ。
もしかしたら
強飯がメニューに加わる事もあるのかな。
だとしたら、その時はダンさんは強飯・・
そしてカミさんはお蕎麦・・そうしたいね。

野沢菜はサービスです。
まだ漬けたてのホヤホヤ!
お蕎麦に未練を残したカミさんに運ばれた「あんみつ」
でも、あんこもアイスクリームも手作りで、本当に美味しかったです。
特にアイスクリームは少し舌触りがあって、
シャーベットとアイスクリームの中間みたい。
いかにも手作り、といった感じが嬉しかったです。
手作りアイスクリームは単品でも注文できます。
わさびアイス、かぼちゃアイス、ゴマアイスなど・・
おやきは具が野沢菜と丸茄子。勿論手作りです。
珈琲は・・一口いただいたカミさんの感想・・・
「ダンさんが淹れてくれた珈琲の方が美味しい・・」
浅葉野庵さん、ごめんなさい。主観です・・

玄関を出た所
秋真っ盛りの庭です。
二人で静かなひとときを過ごしていると、門の向うの駐車場に
マイクロバスが入ってくるのが見えました。
どうやら、予約の団体さんが到着したようです。
静かな時間もそろそろお終い。
私たちも席を立ちましょう。
そしてまた少し、北信濃を歩きましょうか。
また是非とも訪れたい店でした。

ごちそうさま!
15年10月下旬訪問
トップへ 〒389-2322 長野県飯山市大字瑞穂小菅7092
0269-65-3988
浅葉野庵のHP