吾妻高湯温泉 安達屋

       16年11月上旬
平日 ひとり14700円(税込み)
安達屋に泊まるにあたっては、実はチョット二人の間で揉めた。


源泉掛け流しの大きな混浴露天(しかも硫黄の白濁湯!)
これに惹かれたのだが、調べていくうちに
一部のクチコミサイトでの評価(感想)が気になってしまったのだ。

従業員の態度がイマイチ・・というのだ。
中には「もう行かない」と過激な発言も。
それから、部屋の壁も薄くて云々・・という意見もチラホラ。

まあ壁が薄いのは、日本家屋に泊まるんだからねえ。
ある程度はねえ。
でも、ホテルだろうと、旅館だろうと民宿、ペンションだろうと
「人」は大事でしょ。それが良くない?う〜〜ん・・どう良くないんだろう・・
下手をすると「かつてないダンカミ失敗宿」になるかも?どうする〜?

それでも、この宿に決めた訳は・・
やっぱり、どうしてもこの「露天風呂」に入りたかったのと・・
そして、「人」を自分たちで確かめてみたいという、好奇心も。

意を決して予約の電話を掛けたダンさん。
「女の人が出たけど、丁寧だったよ」
数日前にもう一度確認の電話をしたが
「男の人だったけど、きちんとしていたよ」
う〜〜ん??電話に出たのは従業員じゃないのか?

ま、深くは考えまい。
いずれにしても露天風呂の評判は良し、食事も批判が出てない。
態度イマイチという従業員を観察にいくのも、面白いかも・・

珍しく、ちょっとばかりの「負」の先入観を持って「しゅっぱ〜っつ!」

建物は結構年季がはいってる感じ。
安達屋のチェックインは2時
いつものように2時チョット前に駐車場につく。
玄関前では
茶髪の作務衣姿のお兄さんがしゃがんで何かしている。
こっちを見ないなあ。気が着いてるだろうに。やっぱり評判のままなのかな。
2時ちょうどじゃないと駄目なのかな?
グチャグチャブツブツ。

ダンさんがちょっと聞いてくると言って玄関前まで行き
お兄さんと何か話してすぐ戻ってくる。
「うん、名前を言ったらすぐに『お待ちしておりました』って。
感じは悪くないよ。」っと小声でボソッ。
車から荷物を出していると、
従業員のj若い女性が
「いらっしゃいませ」と荷物を持って運んでくれる。
(荷物もちゃんと持ってくれるじゃん)
玄関に入ると大きな囲炉裏のあるロビーに。
すぐにさっきのお兄さんが来て、台帳とお茶を持ってくる。
(感じ・・悪くないよ〜・・)

台帳記入を済ませると、先ほどの女性が、
また荷物を持ってくれて部屋まで案内してくれる。

「(当旅館に)初めてお泊りですか?」と
途中の廊下で聞かれて、そうだと答えると
「ありがとうございます」と言ってから、
食事処やお風呂場所など説明しながら歩く。
「お部屋は一番奥の『もみじの間』を用意させていただきました」

部屋に入ると、窓から綺麗な庭のモミジが目に飛び込んだ。
「あら〜、もう時期が過ぎたと思っていたのに・・」
「はい、他のモミジはほとんど終わってしまったんですが
このモミジだけはまだ綺麗に紅葉しているんですよ」

その後、食事の説明やお風呂の説明・・丁寧。
「今ならまだどなたも居ませんので、
混浴風呂にお二人でゆっくりお入りになれますよ」と
笑顔でアドバイスも。

(いいじゃない、感じ悪くないよ)

ドアを開けて正面にトイレ。右に行くと部屋。

秋はこの部屋がお奨めかも。

「ついこの間入れたばかりだよ」
裏のほうを見てダンさんが羨ましそうに。
二人っきりになった後,
私達は顔を見合わせて首をかしげた。
「どこが、態度がなってない」んだろ?

まあそれはそれとして、改めて部屋の中を見渡す。
10畳の和室に床の間、広縁つき。
広縁に応接セットと冷蔵庫(空きあり)と金庫
エントランスにトイレ(ウォシュレット)と洗面台。

床の間に真新しいテレビがど〜んと置いてあった。
ウチよりいいテレビだ。

※一番奥の角部屋だったので、
壁の薄さ云々はよくわからなかったけれど、
隣の客の声が気になるなんてことは無かったなあ。
隣は男の人3人だったから、
無言って事は無かったと思うよ。
テーブルの上には
お茶セット&お菓子の他に地元の新聞と、りんご。
女将の直筆と思われるメモが。
「いらっしゃいませ、おつかれ様でした。
地元産りんご陽光をお召し上がりください。女将」

信州っ子だから、りんごは珍しくないけど、嬉しかった。
風呂上りにいただきます。

さてさて、さっそく、混浴露天風呂に行かなくちゃ。
従業員さんが言ってくれたように、
今なら誰も居ないで貸切で入れるかも〜!

そうそう、この日は「立ち寄り」のお客さんは
外装工事の関係とかで受け入れていないという。
立ち寄りの客も多い宿と聞いていたから、ラッキー。

御風呂に向かう途中、
従業員の方に「ごゆっくりどうぞ」と言われた・・
(感じ悪く無いじゃん)
お風呂三昧した画像や感想は「お風呂編」にまとめてあるのでそちらをどうぞ。
夕食は6時から
時間になると知らせが入るので食事処に向かう。
食事処は個室と聞いていたけれど、通されたのは囲炉裏テーブルが3つある部屋。
個室や二組用の部屋もあるようだけれど、なぜここになったかは不明。

宿泊料によってではなさそうだ。
この宿はトイレつき部屋と、そうでない部屋の2種類の料金設定しかない。

食事処は・・ちょっと狭いね。テーブルもちょっと小さめ。
隣のテーブルとはついたてで仕切られてるけれど
狭い部屋なので様子が良くわかる。遠慮の無い話し声も響く。
しかも熟年男女の無遠慮なタバコの匂いがたまらない。

(ちょっと感想とは違う方向に脱線してしまった・・。でも嫌だったんだもの)
とにかく、個室なら個室、みんな一緒なら一緒のほうが良かったかも。

でも、ここでも従業員さんは○でした。
部屋に案内されてすぐにカメラを目ざとく見つけて
「お二人でお撮りしましょうか」と言ってくれた、茶髪のお兄さん。
あはは、もう茶髪のお兄さんというのは止めようね。
始終、キビキビと動いているし、対応も早いし。
食事の内容は、特に印象的な物はないけれど、
ボリュームも十分だし不満無し。
折角お品書きがあったので
食事内容を紹介しよう。

まず食前酒・・あれ?食前酒としか書いてない。
なんでしたっけ?これ・・
お品書きがあると思って安心してたんで記憶が・・

先付けは、鴨塩焼き、胡麻豆腐、紅南瓜
天麩羅は無花果と桑の実
って書いてあるけど
そうだったかな。
献立が変わることがありますって書いてあったから・・
囲炉裏で焼く野菜、果物、蟹、岩魚、
(あけび肉詰めって書いてあるけど、記憶無し)
五平餅
鍋材料
軍鶏だそうな。
お造り
鯰(なまず)
ですって・・へ〜〜
松茸、鯉、地鶏の土瓶蒸し
軍鶏の鍋ものが美味しく煮えました。
この間にも、お酒が進んで
忙しそうにしている部屋を出入りしている
従業員さんに声を掛けて追加注文。
そんな時も、少しも待たせず、さっと対応。
まだ料理が出てきますが、
テーブルに乗り切れない。
そろそろお腹もいっぱい・・

柿のゆず味噌田楽、百合根
炊き合わせ
子持ち鮎、巻き湯葉、おくら

茶碗蒸し
ご飯が出てきた。
「もう食べられない・・」って思わず言ったら
「全部食べなくても結構ですよ。
でもこの麦飯に
とろろ汁を掛けると、意外にいただけますよ」と。
なんと、麦飯とろろ汁
で・・あら不思議!
スルッといただいちゃいました(^^ゞ
お漬物
変わってると思ったのはデザート。
ここで頂くのではなくて、「デザート券」なるものが付いていて
これを9時までにロビーに持って行けばそこでいただける。

このシステム、いいかも。
お風呂上りにロビーの暖炉のそばで戴いたハーブティーとアイスクリーム
大人の味でおいしゅうございました(~o~)
朝食はバイキング。
7時半から9時までの間に行けばいい。

バイキング、利用するたびに思うけれど、悪くない。
メニュー豊富でなんでも揃ってるし、味も悪くない。
さほど大きな宿じゃないから
ダイニングの大きさも落ち着ける広さ。

かなりの宿泊客がいて、テーブルが埋まったけれど
みんな朝からくつろいだ雰囲気。

みんな何度もお皿を補充しに立っていた。
周囲に触発されてされて食欲が沸くらしい。

勿論、私たちも例外じゃなかったけれど。
朝食のほんの一部。
何回「あとちょっとだけ食べよっかな」って
席を立ったかな。
家に居るときの数倍は食べたかも。
チェックアウトの時にフロントに現れたのは、昨日の女の子。
この頃になって、シッカリしてるし、もしかしたらチーフなのかなとも思えてくる。

清算をして「お世話になりました」と外に出ると彼女も出てきてくれた。
あれれ、ここでもちょっとクチコミと違うじゃん。
記念に・・と一緒に写真を撮った。
勿論、私たちのツーショットも進んで撮ってくれる。


車に乗り込んで荷物の整理をしてる間も当たり前のように待っていて
走り出してから深々と笑顔で頭を下げた。
そして、車が走り出してからも姿が見えなくなるまで手を振っていた。

「何よ何よ、どうなってんの〜?」
ニヤニヤが過ぎて笑い出してしまった二人。

ごめんね〜・・変に観察したみたいになっちゃって。
ゴメンね〜・・ちょっぴり先入観持って乗り込んじゃって。

でも、やっぱりこの目で見ないと、この心で感じないとわかりませんねえ。
ありがとう!いろんな意味でホントにお世話になりました!
と、ここで終わりじゃないんです。
ここはまた来たいと思った宿。
それだけにちょっと残念なことがあったので書いちゃう。
些細な事かも知れないけど、ちょっとだけ書いちゃう。

(カミさんのオマケ話)
風呂編へ

HPのトップへ
吾妻高湯温泉 安達屋
福島県福島市町庭坂字高湯21
024-591-1155