再建の話を始める前に

私が選んだ再建のことをちょっとだけ・・
乳がんの経験のない人、周囲に乳がん経験者のいない人へ

「再建」という言葉を聞いた事がありますか?

知らないとしたら「再建」という言葉から、どんなことを連想しますか?

「再建」

一般的には・・そしてタイムリーなことからも「財政再建」が一番初めに頭に浮かぶかな?

でも、私の言う「再建」は勿論違う意味を持つ。

「再建」は失くした身体の一部を、なんらかの医学的外科手術で「再生」すること。

乳がんで失った乳房を「再建」するのを「乳房再建」といいます。




私は2003年の6月に地元で乳がんで乳房全摘出手術をして左乳房を失いました。

喪失感がなかったといったら、嘘になります。


でも、当時はそのことで生じるかもしれない、どんな苦痛や不自由さよりも

まだ生きていられる・・その事のほうがずっとずっと大事だったし

術後はその事に感謝して、一日一日を大切に幸せに生きてきました。

それは今でも同じです。



でも・・手術から3年経った時に

私は「再建」を選択しました。

それは決して計画的でもなければ、

再建しなければならなかった心の事情があったのでもありません。

一言で言えば・・

今、思うと・・何もかもが「縁」だったとしかいいようがありません。





乳房再建には、いくつか方法があって

一般に知られているのはシリコンを入れる方法

それに自分の身体の一部(お腹か背中)の

筋肉と脂肪を使って「再生」させる方法です。

長くその二つの方法が行われていました。

私が選んだ方法は

そのどちらでもない

自分の身体の一部から「血管付きの脂肪」をとって

胸の血管と繋いで移植させる・・という方法です。


特殊な方法で普通、手術に要するのは10時間以上。

手術後のリスクも当然伴い、決して安易に受けられる手術ではありません。

術前のある期間、心身のコンディション作りも求められました。


これは当時(2006年)と今ではいろいろ変わっているようですが

誰にも何処ででもできる手術ではなく

今でも私が再建してもらった医師のもとには

全国から再建希望の患者が押し寄せています。((今は以前以上に多くの患者さんが・・)

先日、再建希望の方にお話を聞いたら、
一年以上は予約がイッパイで、再来年になるかも・・だそうです。



私がなぜ、この手術を受けられるようになったか・・

それがこれから読んでいただく過去の「楽天ブログ」に書いてあります。

手術の模様や経過や心理状態も・・


私はこの再建手術を受ける前も

「乳がん患者」だと言ったら驚かれるくらいにアクティブの生活していました。

そして再建手術のあとは、ますます、クオリティがあがり

今までにも増して生きることを大切にしています。

再建は私の人生にとって、思っていた以上に大きな出来事になりました


ただ、ここで少しだけ書いておきたいのは
ここで書いているすべてのことは
私個人の感想・・ということです。




何やら通販番組の画像の端っこに小さく書かれている
お決まりのフレーズのようだけれど
これはとても大事な事です。

私が受けた手術で、私は術前よりもハッピーになっています。

ブログにも、その気もちを素直に書いています。

たぶん、私は当時としたら再建をした患者の中で
非常に順調だったと思っています。

でも、それはどの世界でも同じだけれど
いろいろな思いも例もあり
感想や経過は一人一人違うということです。

私と同じ選択をした人だって
全員がそれを肯定しているとは限りません。

そしてまた、そういう人の感想は、なかなか表にでないという現実もあります。


だから、ここで書いていることは、あくまでも
私自身が幸せだと思っていることを書いた・・それだけです。


乳がんの手術も治療もそうですが
選択するのは自分自身です。

ましてや、再建に関しては、するしないも選択です。
必ず「この方はイイ」「これが一番」というものは無いと思っています。

ですからこれから読んでいただく
再建に関する記事は、
感想記であって、情報・資料・参考にしていただく事を
前提にしておりません。


そのことをどうぞご理解くださるよう
お願いいたします。



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